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シリアの首都ダマスカス近郊にある反政府勢力の拠点、東グータ地区は、アサド政権の攻勢で9割以上が制圧され、最後に残った反政府勢力の「イスラム軍」と政権側を支援するロシアとの交渉で、事態は鎮静化していましたが、6日に戦闘が再燃しました。


アサド政権側は7日も、東グータ地区に激しい空爆を行い、内戦の情報を集めている「シリア人権監視団」によりますと、2日間で市民70人が死亡したということです。死傷者のなかには呼吸困難になった人もいるということで、「イスラム軍」は、アサド政権が化学兵器を使ったと非難しましたが、政権側は国営メディアを通じてでっちあげだと否定しました。


一方、「イスラム軍」も首都ダマスカスに向けて砲撃を続け、2日間で15人が死亡したということです。


アサド政権側は、地上部隊も投入し、武力によって東グータ地区の完全制圧を目指す構えを見せており、市街地での地上戦が激しくなればさらに多くの市民が巻き添えになることが懸念されます。


シリアの首都ダマスカス近郊にある反政府勢力の拠点、東グータ地区は、アサド政権が9割以上を制圧し、政権側は7日も反政府勢力の最後のグループが残る地域に激しい空爆を行いました。


こうした中、現地で救急活動を続ける民間防衛隊「ホワイト・ヘルメット」などによりますと、これまでに500人以上が呼吸困難に陥り、塩素のような臭いもしたということです。
そして、これまでに運ばれた患者のうち、7人が死亡したほか、住宅にいた少なくとも42人が死亡したということです。


現地で撮影された映像や画像では、多くの子どもや女性が床に倒れ、口から泡を吹いている人もいて、反政府勢力は、アサド政権が化学兵器を使ったと非難しました。


これに対し、アサド政権は国営通信を通じて、政権側の部隊の前進を妨げるためのでっちあげだと強く否定しました。


国営通信は8日、反政府勢力が要請してきた交渉の再開にアサド政権が同意したと発表したものの、反政府勢力側がどれだけ真剣かはわからないと伝えており、事態が沈静化に向かうかは予断を許さない状況です。

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