https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com


 訪中は絶妙のタイミングだった。


「いまアメリカと北朝鮮は、米朝会談にむけて最後のせめぎ合いをしています。アメリカのポンペオ国務長官は『非核化だけでなくミサイルも放棄しろ』とハードルを上げ、北朝鮮も『相手を意図的に刺激する行為は危険な試みだ』とアメリカを非難している。正恩委員長の訪中は、駆け引きの真っ最中に行われた。トランプ大統領が苦々しく思っているのは確かでしょう。中・朝が一体化したら、たとえ米朝会談が決裂しても、さすがにアメリカも北朝鮮を攻撃できない。北朝鮮のために軍事大国の中国と戦争するわけにはいきませんからね」(国際問題ジャーナリスト・太刀川正樹氏)

 2人は、なにを話し合ったのか――。トランプも不安と疑心を強めているのだろう。さっそく、習近平と電話会談している。


 正恩は「関係国が敵視政策をやめれば、北朝鮮が核を持つ必要はなくなる」「関係国が段階的で同時に措置を取ることを望んでいる」と語ったという。

北朝鮮が目指す最終ゴールは、アメリカと不可侵条約を結び、体制の保証をしてもらうことです。アメリカと国交を結んだら、核を放棄してもいいと本気で考えているのではないか。アメリカと平和条約を締結するまでは、中国を“後ろ盾”として徹底的に利用するつもりでしょう。でも、アメリカと国交を正常化させたら、今度はアメリカに中国を牽制させる戦略だと思う。北朝鮮のホンネは、中国の影響力が強くなりすぎるのも困るということでしょう。どうにも気になるのは、在韓米軍の撤退を強く要求していないことです。アメリカと友好国になったら、中国を牽制するために、在韓米軍は現状のままの方がいいと考えているのではないか」

 米、中、世界の2大国と渡り合っている金正恩。日本の安倍首相だけが、蚊帳の外に置かれている。

http://d1021.hatenablog.com/entry/2018/05/09/200631


北朝鮮に同行したアメリカの記者団によりますと、ポンペイ国務長官はおよそ90分間、ピョンヤンキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長と会談し、米朝首脳会談について協議しました。
この会談は、開始のおよそ1時間前まで実施されるか、確定しなかったということです。


そして会談のあと、滞在先のホテルに戻ったポンペイ国務長官に対し、北朝鮮の政府関係者が「キム委員長がアメリカ人3人に恩赦を与え、3人は解放される」と知らせたということです。


また、北朝鮮の政府関係者は「彼らが二度と同じ過ちをしないようにすべきだ」と述べたほか、「解放は難しい決断だった」と説明したということです。


一方、朝鮮労働党のキム・ヨンチョル副委員長はポンペイ国務長官との会談で、北朝鮮は核能力を完成させた。経済的前進にすべての力を集中させるのがわれわれの政策だ。これは外からの制裁の結果ではない」と述べました。


また、ポンペイ国務長官とともに北朝鮮を訪れたアメリ国務省ホワイトハウスの高官と、北朝鮮側との間でも会談が行われ、米朝首脳会談の準備で協力していくことで合意し、詳細を詰めるため再び会談することで一致したということです。

アメリカのペンス副大統領は9日、声明を発表し、トランプ大統領のタフな外交政策のおかげで北朝鮮に拘束されていたアメリカ人3人が帰国する」として、成果を強調しました。


そのうえで、「トランプ政権は北朝鮮が罪のない人質を解放したことに勇気づけられているが、完全な非核化を達成するまで圧力は弱めない」として、3人の解放を評価しながらも完全な非核化を実現するまで北朝鮮への圧力は維持する方針を改めて示しました。


10日付けの北朝鮮朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長が9日、ピョンヤンを訪れたアメリカのポンペイ国務長官と会談し、史上初の米朝首脳会談を巡って意見を交わしたと、写真とともに伝えました。
写真には、2人がテーブルをはさんで話し合ったり、笑顔で握手をしたりする様子のほか、笑いながら並んで歩く姿も写っています。


会談では、ポンペイオ長官がキム委員長に対し、トランプ大統領からのメッセージを口頭で伝え、キム委員長は「大統領が対話を通じた問題の解決に深い関心を持っていることを高く評価し、感謝の意を示した」としています。


また、「米朝首脳会談が、朝鮮半島の肯定的な情勢の発展を推し進めるための第1歩を踏み出す、歴史的な出会いになるだろう」と述べて、会談成功への意欲を示したということです。


そして、首脳会談開催のための実務的な問題と、それに関する手続きや方法を深く協議し、「満足のいく合意に達した」としています。


合意の具体的な内容は明らかにしていませんが、「満足のいく合意に達した」という表現は、ことし3月にキム委員長が韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領の特使と会談して南北首脳会談の開催で合意した際の発表と同じで、米朝首脳会談に向けて進展があったものと見られます。


そのうえで、北朝鮮が拘束していたアメリカ人3人について、キム委員長が、「アメリカ大統領からの求めを受諾して、国務委員長命令で特別恩赦を実施し、送還することにした」として、3人を解放したことを発表しました。

https://pbs.twimg.com/media/DcyeCUOVMAEOMPC.jpg
https://pbs.twimg.com/media/DcyeCUNV4AAqNLP.jpg


NHKのカメラが撮影した映像によりますと、アメリカのポンペイ国務長官と、解放されたアメリカ人3人を乗せたと見られる米政府専用機が、9日午後10時半ごろ、東京のアメリカ軍横田基地に到着しました。
このあと、首都ワシントン近郊の空軍基地に向けて出発し、日本時間の10日午後3時に到着する見通しです。


トランプ大統領は9日、ホワイトハウスで行われた閣議の冒頭、記者団に対し、史上初となる北朝鮮キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長との首脳会談の開催地について、「3日以内に発表する」と述べました。


開催地をめぐってトランプ大統領は、これまでシンガポールや韓国と北朝鮮軍事境界線にあるパンムンジョムなど、複数の場所について検討しているとしていましたが、記者団からの質問に対し、「パンムンジョムではない」と明らかにしました。


また、北朝鮮で拘束されていた3人のアメリカ人が解放され、ポンペイ国務長官とともに、帰国の途についたことについて、「キム委員長が彼らを解放してくれたことに感謝する」と述べ、評価しました。
そして10日午前2時(日本時間10日午後3時)に首都ワシントン近郊の空軍基地で3人を出迎えると述べ、みずからの指導力の成果だとアピールする狙いもあると見られます。


さらに記者団から、みずからがノーベル平和賞に値すると思うかと問われると、トランプ大統領は「みんなそう思っているが、私がほしい唯一の賞は世界にとっての勝利だ」と述べました。


アメリカのマティス国防長官は9日、議会の公聴会に出席し、米朝首脳会談の見通しなどについて答えました。


このなかでマティス長官は3人のアメリカ人が解放されたことに触れ、「対話が有意義なものになり得るという楽観論は理にかなっている」と述べて、今後の成果に期待を示しました。


また、一部の議員から韓国に駐留するアメリカ軍が交渉材料となり得るかどうかをただされたのに対し、「アメリカ軍がいることですべてが安定し、同盟国もそれに共感している。交渉で取り上げられるとしてもそれは同盟国との間でのことであり、北朝鮮と交渉する事ではない」と指摘しました。
そして「これは初期段階の交渉では議題にのぼらないだろう」と述べて、米朝首脳会談北朝鮮の非核化と引き換えに在韓米軍の撤退や縮小を検討することはないという考えを示しました。


史上初めての米朝首脳会談を前に、安倍総理大臣、中国の李克強首相、韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領による日中韓3か国の首脳会議が9日、2年半ぶりに東京で開催されたのを受けて、3首脳は9日夜遅く、会議の成果を盛り込んだ共同宣言を発表しました。


宣言では、まず幅広い分野での3か国の協力と対話を政治的に後押しするために、3か国の首脳会議を定期的に開催することの重要性について一致したとしたうえで、「悠久の歴史および久遠(くおん)の未来」を共有していることを再確認し、協力を進めていくとしています。


そして北朝鮮情勢をめぐり、「われわれは、朝鮮半島の完全な非核化にコミット=関与しており、朝鮮半島と北東アジアの平和と安定の維持は、共通の利益かつ責任であることを再確認する」としています。
そのうえで「関係国の諸懸念に関する、関連国連安保理決議に従った、国際的な協力と包括的な解決によってのみ、北朝鮮にとって明るい未来への道がひらけることを強調する」として、「核や弾道ミサイル計画を完全で検証可能かつ不可逆的な方法で放棄する」などと明記された過去の国連安全保障理事会の決議に北朝鮮が従うことを求めています。


さらに拉致問題をめぐり「李首相とムン大統領が、日本と北朝鮮の間の拉致問題が対話を通じて可能な限り早期に解決されることを希望する」としています。
外務省によりますと、拉致問題についての記述は、過去6回開かれた、日中韓3か国の首脳会議の成果文書には盛り込まれておらず、7回目となる今回、初めて明記されました。


このほか共同宣言では、多角的貿易体制を補完し強化する2国間、地域的、および複数国間の貿易協定の重要性を強調するとして、日中韓FTA=自由貿易協定やRCEP=東アジア地域包括的経済連携の交渉加速化を再確認するなどとしています。


一方、共同宣言とは別に、先の南北首脳会談に関する共同声明も発表され、会談を評価したうえで、米朝首脳会談を通じ、関係国のさらなる努力が、地域の平和と安定に向けた関係国の懸念の包括的な解決に貢献することを強く希望し、共同での努力を強化するとしています。


面会には、日中平和友好条約を締結した、福田赳夫元総理大臣の長男の福田康夫元総理大臣ら関係者やその家族、合わせて20人余りが出席しました。


この中で李克強首相は「40年来、両国関係は急速な発展を遂げてきたが、荒波や波風がなかったわけではなく、大きな逆戻りもあった。しかし、条約があったから、いつも平和友好という軌道に戻ることができた」と指摘しました。


そのうえで李首相は「両国の協力は、両国民に幸福をもたらすだけでなく、地域や世界の平和、安定や繁栄にも寄与し、国際社会の期待にも合致する。条約の目標を堅持すれば、乗り越えられない困難はない」と述べ、今後も条約をもとに両国関係を発展させるよう呼びかけました。


これに対し、福田康夫元総理大臣は「両国が手を携えて協力し合うことによって、世界にも貢献していこうという考えは、全く同感だ。この記念すべき年をスタートとして、未来に向けて何をしていくかが重要だ」と応えました。


中国の李克強首相は、日本の経済界の代表らが開いた歓迎式典で、中国が提唱する巨大経済圏構想「一帯一路」について、「日本側とさまざまな発展戦略において実務的な協力を深め、一帯一路と日本の発展戦略をつなぎ合わせる必要がある」と述べて、日本企業の積極的な参加を呼びかけました。


そのうえで、「両国はイノベーション=技術革新分野などで互いに補い合うことができ、金融協力を進めるとともに、双方の投資の機会をより多く、より便利にするため民間交流に力を入れる」と述べました。


さらに、「今後、さほど間隔をあけずにより多くの時間を割いて再び日本を訪問したい。安倍総理大臣にも中国訪問を要請し、両国関係の発展のために良好な環境を作り出したい」と述べて、首脳どうしの活発な交流を通じて両国の経済的なつながりを深めていく考えを示しました。


また李首相は、ことしが日中平和友好条約の締結から40年にあたることに触れ、「協力や発展の過程で意見の違いや摩擦があるのは避けられないことだが、われわれは友好という大きな方向性を堅持し、条約の基本的な精神を守ってともに美しい未来を切り開きたい」と述べて、両国関係の安定とさらなる発展を推し進める姿勢を示しました。


そして、最後に乾杯をする際、その様子を撮影しようと会場に集まった多くの人が携帯電話を構えるのに気づいた李首相は、「携帯電話を掲げて、われわれが乾杯する様子を世界に発信してください。皆さんの両国友好への貢献はさらに大きくなる」と述べると、会場からは笑い声が上がり、和やかな雰囲気に包まれていました。


この中でトランプ大統領は、9日に行われたポンペイ国務長官北朝鮮キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長の会談の内容など、米朝首脳会談に向けた調整状況を説明したうえで、「日本の果たす役割を十分に認識しており、引き続き緊密に連携していきたい。日本は重要なプレイヤーだ」と述べました。


北朝鮮による拘束から解放されたアメリカ人3人は、日本時間の10日夕方(現地時間10日未明)、アメリカの首都ワシントン近郊のアンドリュース空軍基地に到着しました。


3人が乗った航空機が基地に到着するとトランプ大統領みずからが乗り込んで出迎えたあと、メラニア夫人も含めてそろってタラップの上に姿を見せ、帰国を歓迎しました。


滑走路上では、ペンス副大統領、ポンペイ国務長官が出迎え、3人は報道陣に向かって手をあげたり、Vサインを出したりして帰国の喜びを表していました。


そしてトランプ大統領は記者団に対して、「今夜は特別な夜だ。キム委員長に感謝する。3人を帰国させたことはとても重要なことだ。とてもすばらしいことが起きる」と述べました。そのうえで、「もし北朝鮮を非核化すれば、それが私の最も誇るべき成果となる」と述べ、今後予定されている米朝首脳会談に自信を示しました。


政府関係者によると、南北会談で文大統領から、日本が拉致問題の解決を求めていることを伝えると、金委員長は「韓国やアメリカなど、周りばかりが言ってきているが、なぜ日本は、直接言ってこないのか」と語ったという。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20180503#1525343860

http://d1021.hatenablog.com/entry/2018/05/09/200631