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マレーシアの議会下院の選挙では、かつて20年以上にわたって首相を務めた92歳のマハティール氏率いる野党連合が、議席過半数を獲得して与党連合に勝利しました。


マハティール氏は国王から新政権の首相に任命され、10日夜に首都クアラルンプールで行われた宣誓式で首相に就任しました。これにより、世界でもほとんど例がない90代の国家指導者が誕生しました。


就任後の会見でマハティール首相は「今後は国の財政と経済政策に重点を置く。通貨リンギット為替相場をできるかぎり安定させる」と述べて、経済対策に取り組んでいく姿勢を強調しました。


また、92歳という高齢で首相に就任したことについて「自分には経験があるし、国は私の経験を必要としている。必要とされるかぎりは働き続けたい」と述べ、今後に意欲を示しました。


1957年の独立以来、政権が交代したのは初めてで、上昇する生活コストや根深い汚職問題への対応など課題が山積する中、スムーズな政権運営を進められるのかどうかが課題となります。