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2度目の北朝鮮訪問を終えたアメリカのポンペイ国務長官は、11日、ワシントンで、韓国のカン・ギョンファ(康京和)外相と会談したあと、共同で会見しました。


この中で、ポンペイオ長官は、9日に行ったキム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長との会談について「実質的な話し合いをした。米朝双方が、会談の目的に関して、理解を共有している自信がある」と振り返り、トランプ大統領が核の完全な放棄を求めて会談に臨むことをキム委員長も理解しているとの認識を示しました。


そのうえで、「キム委員長が速やかに非核化を達成するため大胆な行動をとれば、アメリカは北朝鮮の繁栄のために協力する用意がある」と述べ、北朝鮮の対応次第では、経済的な見返りを与える考えを示して核の放棄を迫りました。


さらに、ポンペイオ長官は「非核化には、世界の関係国とともに実施する厳格な検証プログラムが欠かせない」として、北朝鮮が国際社会の査察を受け入れることが必要不可欠だという考えを強調しました。


このほか、ポンペイオ長官は、キム委員長との会談で、アメリカが過去に敵対した国とも友好関係を築いていると説明し、非核化に応じるよう説得したことも明らかにしました。

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シンガポール外務省の発表によりますと、電話会談では、リー首相が「歴史的で重要な会談になるだろう。スムーズに行われ成功するよう最大限努力する」と伝えるとともに、「この会談は朝鮮半島の平和と安定を確保するための長い道のりの重要な最初の一歩となるだろう」と期待を示しました。


これに対し、トランプ大統領は、米朝首脳会談の開催地をシンガポール政府が引き受けたことに感謝し、「たった数か月の間に大きな進展があった。この会談が長きにわたる問題の解決につながるよう期待している」と応じたということです。


また、電話会談で、リー首相は、ことし11月にシンガポールで開かれる東アジアサミットなどに合わせてトランプ大統領シンガポールへ招待し、トランプ大統領は「最大限努力する」と答えたということです。


北朝鮮国営の朝鮮中央通信は12日、日本人の拉致問題に関連して論評を伝え、「全世界が近く行われる米朝首脳会談を歓迎しているときに、日本だけがゆがんだ動きをし、『拉致問題』をもって再び騒いでいる」と主張しました。


この中で、「日本がすでに解決した『拉致問題』を再び持ち出すことは、朝鮮半島の平和の流れを阻もうとする愚かな行為だ」として、安倍総理大臣を名指しで批判しました。


そのうえで、2008年を最後に中断している北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議に触れ、「日本は10年前にも多国間外交の枠組みの中で『拉致問題』を持ち出して邪魔をした」などと非難するとともに、「国際社会から『同情』を引き出して過去の清算を回避しようとしている」などとして、日本に過去の清算を行うよう改めて要求しました。


日朝関係をめぐっては、先月の南北首脳会談でキム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長が「いつでも日本と対話する用意がある」と述べたと韓国政府が明らかにしています。


しかし、北朝鮮は今回、拉致問題は解決済みだとする従来の主張を繰り返し、北朝鮮から拉致問題の解決や核・ミサイルの放棄に向けた具体的な行動を引き出すためには国際社会による圧力の維持が必要だとする日本政府をけん制しました。