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スペイン北東部のカタルーニャ州では、一方的な独立宣言を可決した州議会が中央政府によって解散させられ、州首相だったプチデモン氏も解任されましたが、去年12月の州議会選挙で独立支持派が再び過半数を占め、プチデモン氏の再任を目指してきました。


しかし、国家への反逆行為などの疑いで拘束されるのを避けるため、国外にいるプチデモン氏の再任を中央政府は認めず、カタルーニャ州の州議会では14日、プチデモン氏がみずからの代わりとして推薦した新しい州首相の信任投票が行われ、賛成66票、反対65票のわずかな差で承認されました。


就任するのは、プチデモン氏の政党に所属する州議会議員のジョアキム・トラ氏(55)で、独立支持派の中でも過激な主張で知られています。


去年12月の州議会選挙から半年近くかかって新しい首相がようやく決まりましたが、地元メディアは、トラ氏の就任で中央政府と新たな対立が起きるのではないかという見方も示していて、長引く混乱の収束につながるか注目されます。