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懲戒処分を受けたのは、第二東京弁護士会に所属する野村修也弁護士(56)です。


弁護士会によりますと、野村弁護士は、6年前、大阪市の橋下前市長のもとで市の特別顧問を務め、職員およそ3万人を対象に、政治活動や、労働組合の活動への関わりなどを尋ねるアンケート調査を行いました。


アンケートには組合活動への参加や、特定の政治家を応援する活動に参加したことがあるかといった質問項目があり、橋下前市長の職務命令で回答を義務づけていました。


これについて弁護士会は「質問項目には政治活動の自由やプライバシーを侵害する内容があり、実施方法からも憲法が保障する基本的人権を侵害する調査だった。弁護士の使命にもとる行為だ」として、野村弁護士を業務停止1か月の懲戒処分としました。


野村弁護士は東京電力福島第一原発の事故について国会の事故調査委員会の委員を務めたほか、中央大学法科大学院の教授を務め、民放の情報番組にも数多く出演しています。


弁護士会の調査に対して野村弁護士は「当時は職員の不祥事が多く、調査が必要だった。法律上の問題があると認識して放置したわけではない」と話しているということです。