https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com


カナダ外務省は今月3日、サウジアラビアが女性の権利の向上を訴える人権活動家らを新たに拘束したことについてツイッターで深い懸念を示し、即時の釈放を求めました。


これに対してサウジアラビア外務省は5日、国営通信を通じて「事実に基づかない指摘で内政干渉だ」と反論しました。


そのうえで首都リヤドに駐在するカナダ大使をペルソナ・ノン・グラータ=「好ましからざる人物」に指定し、24時間以内の国外退去を求めたと発表しました。


また、カナダとの間での新たな取り引きや投資もすべて凍結するとしています。


サウジアラビアでは、ことしの春以降、人権活動家ら10人以上が外国の機関と接触した疑いなどで相次いで拘束されており、国連や国際的な人権団体からも懸念の声が上がっていました。


サウジアラビアは去年、王位継承者に就任したムハンマド皇太子のもとで女性による車の運転を解禁するなど改革路線を推し進め、内外にアピールしていますが、今回の対応は国内問題を批判した場合は強硬な手段も辞さない姿勢を鮮明にしたものと受け止められています。