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 生死を分けたのは、雨具や防寒具、非常食などの装備が十分だったか、だという。生還者の多くは、正しい知識に基づいて雨具や防寒具を着て、ビバークするなど自ら身を守った人たちだった。

 山岳ガイド協会の特別調査委が指摘するように、トムラウシ山の遭難事故を巡る最大の原因は出発を強行したガイドの判断ミスによるものだ。


 根本にはスケジュール優先で安全が後回しにされたこともある。しかもその上、ガイドらは防寒着の種類などを具体的に指示さえしていなかった。さらに、ガイドを含めたほとんどが「低体温症」というものを知らず、結果、自分が低体温症であるという認識もないまま対応できなかった――などの複合的な原因が重なってしまったという背景がある。

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