年金改革反対 プーチン大統領の退陣など求める集会 ロシア #nhk_news https://t.co/7o1kEeC7jN
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年9月9日
集会は、プーチン政権が発表した年金制度改革に抗議するため、野党勢力の指導者ナワリヌイ氏の呼びかけでロシア国内の各地で9日行われ、モスクワ中心部の広場にも、当局の発表でおよそ2000人が集まりました。
年金の支給開始年齢は来年から5歳引き上げられて、男性は65歳、女性は60歳になる見通しで、参加者たちは「プーチン大統領はやめろ」などとシュプレヒコールをあげて大統領の退陣などを求めました。
ロシアは、男女の平均寿命が70歳ほどで、欧米諸国に比べて低く、年金の支給開始年齢が引き上げられると年金の受け取り額が大幅に減ってしまうと反対する声が根強くあります。
集会に参加した47歳の女性は「これまで納めてきたのに年金を受け取れる保証がなくなり、何の望みもありません。強く反対します」と話していました。
ことし6月に年金制度改革案を発表して以降、プーチン大統領の支持率は80%近くから65%程度に落ち込んでいます。
政権側も支持率の急落に神経をとがらせているとみられ、各地の集会に治安部隊を配置していて、人権団体によりますと、合わせておよそ290人が拘束されたということです。