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関係者によりますと、JR北海道は、最終的な赤字が2期連続で100億円を超えるなど、厳しい経営を立て直す一環として、大手私鉄東急電鉄」と提携する方向で最終的な調整に入りました。

具体的には、横浜と伊豆半島の間を走る東急の豪華観光列車、「THE ROYAL EXPRESS」を、早ければ来年にもJR北海道の路線で運行する計画です。

JR北海道としては、東急から線路の使用料などを得られるほか、各地で人気が高まっている観光列車の運行ノウハウを吸収して関連の事業を強化するねらいがあります。
また、東急も北海道の自然を生かした観光ツアーで集客を図りたい考えです。

豪華観光列車をめぐっては、JR九州の「ななつ星」などが人気を集め、鉄道各社が集客の重要な戦略として相次いで導入しています。

国土交通省によりますと、JRの路線で私鉄が観光列車を運行するのは異例だということで、北海道と本州というエリアを大きく超えた提携がJR北海道の経営改善につながるか、注目されます。