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標高およそ6960メートルの南米最高峰「アコンカグア」の登頂を断念した86歳の三浦雄一郎さんは、26日午前に帰国し、成田空港で三浦さんが校長を務める通信制高校の生徒たちの出迎えを受けました。

その後、都内の事務所で会見した三浦さんは、冒頭、「無事に帰ってきました。残念なことにドクターストップで登頂は断念しました」と報告しました。

三浦さんは今月21日、標高6000メートル付近のキャンプ地で持病がある心臓への負担が増しているとして、同行する医師からドクターストップがかかり、登頂を断念しました。

これについて、三浦さんは「高所登山の場合、限界まで登っての決断は死亡事故につながるおそれがある。若いころ、アコンカグアに登頂し、私は昔、あそこに行ったんだという気持ちも残っていて、自分ではまだ行けると感じていたが、医師の判断を受け入れ、余裕を残して断念することにした」と振り返りました。

そして、三浦さんは4年後、90歳でエベレストを目指すという目標について触れ「この年齢でどこまでできるかという自分に対する好奇心と、人類の年齢的な限界を超えてみたいという気持ちがある。超高齢者のチャレンジ、究極のトライとして、90歳でエベレストに挑戦したい」と早くも次にむけた抱負を語りました。

三浦さんは「今は体重が非常に重くて、およそ90キロあるので、スキーを滑り込み、最低10キロは落として心臓への負担を減らし、筋肉を付けたい」と今後のトレーニングについても話しました。

同行した医師の大城和恵さんは「老化に伴うリスクを自覚することは難しいが、三浦さんは心臓の病気や、年齢をよく認識していて、断念すべきという周囲の判断を受け入れてくれたことが、すばらしかった」と今回の決断をたたえていました。

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