たいてい朝食は起きてから1時間くらいしてから食べるのだが、今日はそれをしていると昼食との時間的距離が短くなり、昼食を空腹の状態で食べられなくなりそうなので、朝食は抜くことにした。
11時半に卒業生のミズキさん(論系ゼミ4期生)が研究室にやってくる。
研究室で少しおしゃべりをしてから12時に予約をしておいた「モンテ」に行く。卒業生と会うときは、会う場所や食事をする店についての希望を聞くことにしている。今日、早稲田で会うことも、「モンテ」で昼食を食べることもミズキさんの希望である。リニューアルした戸山キャンパス(入口周辺)を見たいし、最近、頻繁にブログに登場している「モンテ」にも興味があるとのこと。
戸山公園へ。
笑顔を消すと、真面目な顔、怒っているような顔、悲しそうな顔、不安げな顔、いろいろな表情のポートレイトが撮れる。もちろん笑っていてもいろいろな表情をすることは可能だが(たとえば竹中直人が得意とする「笑いながら怒る男」のように)、どうしても無理がある。トルストイが「幸福な家庭はみな一様に幸福である」と言ったように、笑顔はどれも似てきてしまいがちだ。しかし笑顔を消した顔はそうではない。
政経学部の建物の中に入ってみる。
大隈講堂をバックにベタな記念写真を撮る。
正門通りを少し歩いたところにある「早稲田軒」。私はときどき来るが、彼女は知らなかった。
正門通りのバス停でツーショットを撮る。
「タビビトの木」で一服しましょう。この店も彼女の希望である。
私はタピオカ入りミルクティー、彼女はアイスチャイ。
店内はほとんど満席だった。マスターに「ご繁盛ですね」というと、「穴八幡に一陽来復のお守りを求めにやってくる方々がついでに寄ってくださっているんです。でも、それも明日までで、学生さんも休みに入りますが、この混雑も明日までですね・・・。去年もそうだったんです。明後日が来るのが怖いです(笑)」とのことだった。
ポートレイトを撮っていると、その人の心理状態までわかるものである。彼女はいまとても気持ちが安定しているように思う。