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日本人は(日本が米国を抜かさないよう、国民を意図的に劣化させる教育政策の結果)すでに民族的に中国人より劣等で、今後さらに劣化していく。日本人自身が、自分たちの劣化に気づいていない。

前回は巨人のエース・菅野智之のことを書いたが、太りすぎは投手ばかりではない。

セ・パ交流戦をテレビで見て驚いたのは、西武の4番・山川穂高一塁手の大振りである。力任せの空振りで、勢い余ってヒザから倒れ込んだときには唖然とした。

いうまでもなく、山川は昨年パ・リーグで優勝した西武の主砲である。私も西武の監督を務めたことがあるが、全試合で4番を務めてホームラン王(47本)になったのは山川が球団史上初だった。

打点も124を叩き出し、10年ぶりのリーグ優勝に貢献した。沖縄出身で6年目の27歳だが、身長176センチ・体重108キロはそのまま裸で土俵に上がってもおかしくない体格である。

旧知の新聞記者によると、山川の試合前のフリーバッティングは、まるでホームラン競争だという。全身を投球にぶつけるようなアッパースイングでレフトスタンドに連続アーチをかけ、歓声を上げる観客とともに、山川自身も喜んでいるという。これが果たして打撃練習といえるのか。

三冠王といえば、日本史上最多の三冠王3度を記録した落合博満や、三冠王2度、ホームラン868本の世界のホームラン王・王貞治は、山川や中村や井上のように太ってはいなかったし、力任せのフルスイングはしなかった。

いやむしろ、落合は外角高めにポンとバットを合わせて右中間スタンドに運ぶ技術を持っていた。

王は「ホームランを狙って打ったことはない。常にバットの芯でボールをとらえてライナー性のいい当たりを心がけた。そのうち、いい角度で上がったものがホームランになっただけだ」といっていたものだ。

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