「アラブの春 成功」のチュニジア 民主化後2度目の大統領選 #nhk_news https://t.co/rAOcMyVPYF
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年9月15日
北アフリカのチュニジアで、15日、現職のカイドセブシ大統領が急死したことに伴う大統領選挙が始まりました。
今回の選挙は26人が立候補していて、格差に不満を持つ貧困層などの支持を受けるイスラム政党の候補や、世俗的な現政権の与党の支援を受ける候補、さらに既存の政治を批判する世俗派のビジネスマンなどが、有力とみられています。
チュニジアでは8年前、市民による抗議デモで独裁政権が崩壊し、その後、民主的な選挙で選ばれた大統領が国を治め、「アラブの春の唯一の成功例」とも言われています。
その一方で、若者の失業率が30%を超えるなど経済が低迷していて中低所得層の間では民主化への失望にもつながっています。人々の不満がこれまでの政治への反対票となって表れれば社会の対立や混乱につながる可能性もあり、今回の選挙が重要な焦点となっています。
選挙の暫定結果は17日までに発表され、過半数の票を得る候補がいない場合、上位2人による決選投票が行われることになっています。