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日銀の黒田総裁は20日、ワシントン郊外のバージニア州で開かれた、新興国の経済について議論するフォーラムで講演しました。

この中で黒田総裁は、スマートフォンを使ったデジタル決済について、新技術によって利便性が一気に向上する“カエル跳び”現象と表現したうえで、「従来の銀行サービスには、店舗網やATMなどの物理的なインフラの整備が不可欠だったが、その必要がなくなった」と述べ、成人の約4割が銀行口座を持たないとされる新興国で急速に拡大していくという認識を示しました。

その一方で、大規模なシステムトラブル、個人情報の保護、資金洗浄や脱税への悪用に注意すべきだとして、「政策当局は、リスクに適切に対応しながら、新しい技術の恩恵を最大限に引き出すよう努めていく必要がある」と述べ、新しい規制の必要性を強調しました。

こうした規制については、フェイスブックの暗号資産「リブラ」の発行計画をめぐって、世界的な議論に発展していて、黒田総裁も出席したG20の財務相中央銀行総裁会議でも初めて議題となっていました。

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