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18日の東京商品取引所では、取り引き開始直後から金の先物に買い注文が集まり、取り引きの中心となっている来年4月ものの価格は1グラム当たり6000円を超えました。

日中の取り引きで金の先物価格が6000円を超えるのは、取り引きが始まった1982年以来初めてです。

金融市場の中で金は安全な資産とみられていて、世界経済の先行きに懸念が強まると買われる傾向があります。

欧米や日本などでは経済活動を再開する動きが出ているものの、投資家の間では新型コロナウイルスの感染者が再び急増する第2波によって世界経済がさらに落ち込むとの懸念が根強く、金に資金が流れ込む形となっています。

市場関係者は「世界の多くの中央銀行が金融緩和を強化して大量の資金を市場に供給していることも金への投資が増える要因になっている。しばらく高値での取り引きが続くだろう」と話しています。

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