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イタリアでは新型コロナウイルスに感染して亡くなった人が3万2000人を超えましたが、18日には1日の死者数が3月9日以来初めて100人を下回りました。

イタリア政府は感染の拡大が抑えられつつあるとして、この日、ほぼ70日ぶりに外出制限を大幅に緩和し、州の中の自由な移動や多くの店の営業再開を認めました。

首都ローマのレストランでは店内の消毒をしたあとテーブルどうしを1メートル以上離して営業を再開しました。

レストランの営業は当面、予約客のみで、訪れた客の名簿を1か月間保管することも新たに義務づけられました。

経営者の男性は「ともに食事をするというのは私たちのすばらしい文化で、客は戻ってくると信じている」と話していました。

イタリアでは商店や理髪店も感染対策を行うことを条件に営業が認められましたが、18日に再開した店は全体の6割にとどまったとみられています。

イタリアのコンテ首相は、来月3日からはEU=ヨーロッパ連合の域内から観光客を受け入れる方針を示していて、感染のいわゆる「第2波」を防ぎながら経済の再生を目指すことになります。

イタリアで経済活動の制限が大幅に緩和されるのに合わせて18日、ローマ カトリック教会の中心地バチカンでも、サンピエトロ大聖堂の一般公開が再開されました。

5月18日は1978年から2005年までローマ教皇を務めたヨハネ・パウロ2世の生誕100年となることから、サンピエトロ大聖堂ではフランシスコ教皇による記念のミサが執り行われました。

またイタリアの教会でも18日から教会でのミサに信者が参加できるようになりました。
ローマの教会ではマスク姿の信者どうしが距離をとるなどの対策をしてミサに参加し、マスクと手袋を着用した神父から祝福を受けていました。

メルケル首相とマクロン大統領は18日、テレビ電話による首脳会談を行い、新型コロナウイルスの感染拡大で深刻な打撃を受けるEUの経済の立て直しに向けて意見を交わしました。

会談後の記者会見で両首脳は、今回の危機で最も影響を受けた地域や産業を支援するため5000億ユーロ(およそ58兆円)に上る基金の創設を目指す考えを明らかにしました。

マクロン大統領は「基金の創設はEUの予算を補う共通の戦略であり、大きな一歩となる」と述べ、基金はEUの執行機関に当たるヨーロッパ委員会が市場で調達して支援を行うとしています。

またメルケル首相は「ヨーロッパが強くなり、結束して、この危機を乗り越えることが目標だ。並外れた努力が必要となるが、ドイツとフランスは用意ができている」と述べて、ほかの加盟国に支持を訴えました。

EU域内の経済再建を目指した基金の創設は先月の首脳会議でも議論されましたが、具体的な規模などをめぐって意見がまとまっておらず、ドイツとフランスの提案が打開策につながるか注目されます。

ドイツとフランスの提案についてEUのミシェル大統領は18日、ツイッターに「一致点を見いだそうという努力を歓迎する」と投稿しました。

そしてヨーロッパ委員会が最終的に提案を取りまとめるとしたうえで「まとまりしだい、加盟27か国による会議を呼びかける。合意に向けて各国は取り組んでいくだろう」として、今回の提案が打開策となり、各国の意見が一致することに期待を示しました。

ただ、感染拡大が深刻化したイタリアをはじめヨーロッパ南部の国々は今回の提案を大きく上回る規模の基金を求めていて、意見が直ちに一致するかは不透明です。

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