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気象庁気象研究所は、熊本県球磨川の氾濫を引き起こした「線状降水帯」の豪雨について事前の予測が可能だったか、世界一の計算速度を誇る理化学研究所スーパーコンピューター「富岳」を使って解析しました。

通常の気象庁の予報では、主に21とおりの予測をもとに積算の雨量を計算しますが、「富岳」を使うことで、およそ50倍に当たる1000とおりの予測を行ったということです。

その結果、球磨川流域では氾濫が発生した半日前に、積算雨量が200ミリに達する豪雨が、60%の確率で予測できたということです。

通常の予報では、この時点で豪雨になるとは予測できておらず、今後が期待されますが、「富岳」のようなスーパーコンピューターを常に使うことはできないため、実用化にはかなりの時間がかかるとしています。

気象研究所の川畑拓矢研究室長は「研究結果をもとに、災害リスクの予測や住民の避難につながりやすい情報の出し方について、研究に生かしていきたい」と話しています。

#気象・災害