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ヨーロッパに拠点を置くFCAフィアット・クライスラーと、PSA=プジョーシトロエンは、おととし経営統合で合意し、先月には公正な競争の妨げにならないか調査を進めていたEUヨーロッパ連合から条件付きで計画が認められました。

2つのメーカーは4日、それぞれの株主総会経営統合の計画を提案して承認を受け、今月16日の統合完了を目指すことになりました。

新たな会社の社名は「ステランティス」で、プジョーフィアットジープといったブランドを展開します。

販売台数は、フォルクスワーゲントヨタ自動車、それに日産、ルノー三菱自動車工業の3社連合に次ぐ規模になり、世界4位の自動車メーカーが誕生することになります。

世界の自動車業界をめぐっては、ヨーロッパで乗用車を対象とした厳しい環境規制がことし本格的に始まったほか、将来のガソリン車の新車販売禁止を打ち出す動きが各地で相次いでいます。

両社は、統合によって経営資源を電気自動車などの開発に集中させ、生き残りを図るねらいです。

 一方で、日本市場での新車販売の98%がAT車というデータもあります。それだけ免許を取得したあとMT車に触れる機会が少ないということを表しており、多くのユーザーがAT限定免許を選ぶのも納得できます。

 ちなみに、AT普及率はアメリカと日本が高く、欧州はMT率が高いといわれていますが、もともとヨーロッパではクルマは移動手段という意識が強く、日本やアメリカほど頻繁にクルマを買い換えないといいます。

 古いAT車は駆動力の伝達効率がMT車より劣る部分もあったため、MT車のほうが多かったとされていますが、最近ではAT車の伝達効率の向上や「DCT」などクラッチレスで気軽に乗れるAT車も増えており、以前ほどではないようです。

 AT技術は、アメリカを中心に1940年代から実用化されて普及しました。アメリカは国土が広く、燃料費も安いため大排気量でのロングドライブが主流だった社会背景もあり、ひんぱんにギアチェンジをしないで済むATが普及したのです。

 しかし、狭い国土の日本でAT車が普及した理由は、アメリカとは違います。

 日本でATの普及率が高い理由は、「慢性的に発生する渋滞」によるものといわれています。

 1950年代半ばから1970年代前半までのいわゆる「高度経済成長期」に伴って爆発的にマイカーが増加。都市部での慢性的な渋滞だけでなく、年末年始などの帰省や行楽シーズンでは高速道路上に数十kmに渡る大渋滞が発生します。

 そこで、低速でも壊れない信頼性とともにギアチェンジの操作が不要なATが普及したのです。

 現在ではAT技術自体が進化し、MTと遜色ない伝達効率を実現するどころか、MTモードなどは通常のMTを凌駕するレスポンスも向上しました。

 そんな技術の発達もあり、MTは運転する楽しみのための装備以外では必要性がなくなってしまったといえるでしょう。

 ほとんどがAT車状態の日本で運転する以上、わざわざ乗らないMTの運転を学ぶ必要がないことから、AT限定免許で十分となるのも納得できます。

 自動車教習所でもAT限定免許コースのほうがMT車を使用する普通免許コースより費用が安く、技能単位(実習)においてもMT車は「34」のところ、AT限定は「31」と少ないので、取得しやすさから女性を中心に人気があるようです。

――金額的には多少の差があるものの、AT限定免許の技能単位(実習)が31と少ないのも大きなポイントなのでしょうか。

「教習生に話を聞いた印象では、やはりMTの操作自体が難しいと感じる人が多かったです。

 慣れないクラッチ操作やシフトチェンジしながらのステアリング操作が大変らしく、とくにエンストに対する恐怖から解放されるのもATを選ぶ大きな理由だと聞いています」

「現在でも、運転免許があると就職に有利という部分はあります。ただ明らかに違ってきているのは、自分のクルマを所有したいと考えている教習生が減っていることです。

 また、以前と違いスポーツカーもATで乗れる時代ですので、MTを駆使して運転を楽しみたいという人は非常に少なくなりました。

 AT限定免許を取得する人は自宅にあるクルマがATだからとか、とりあえず身分証代わりにという教習生が増えているようです」

 やはり実際に販売されているクルマのほとんどがATという現在、レアなMT車に乗りたいと考える運転好きな人は減少しているようです。

 今回は日常生活でクルマがなくても問題が少ない東京都の教習所の話でしたが、生活の必需品としてクルマが必要な地域ではまた違う状況かもしれません。

「あとは、最近増えている震災などの自然災害の影響でしょうか、MT車だと運転できる人が限られることもあり、AT車を選ぶ人もいるようです。

 昨今ではミニバンやSUVが人気ですが、スポーティに走る目的のMT車より、気軽に乗れるATに人気が集中していることが、AT限定免許を取得する人が増えた原因かもしれません」(K教官)

 巷に出回っているクルマのほとんどがATとなっている現在、あえて難しいMT操作をしたくない気持ちもわかります。

 ただ、2輪車の場合は、スクーターや一部車種を除きほとんどがMTであり、クルマでMTの操作方法を学んでおくと理解しやすい部分もあります。

 また生粋のスポーツカーではやはりMTのほうが操る喜びが大きいと感じる人が多いため、一部車種ではまだまだ健在です。さらに、SUVやコンパクトカーでも、MT車の設定を増やす自動車メーカーもあります。

 ちなみに、AT限定免許を取得したあとでも、MTも操作可能な普通免許を取得し直すコースが教習所に用意されています。

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