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イギリス政府は、1回でも接種する人を増やすために2回目までの間隔を最大3か月に延ばすことにしていて、研究チームはこの方針を支持する結果だとしています。

オックスフォード大学は、去年12月までにイギリスやブラジル、そして南アフリカでおよそ1万7000人を対象に行ったこのワクチンの追加の臨床試験の結果を2日、発表しました。

このワクチンは通常2回接種ですが、発表によりますと、1回の接種でも、有効性は22日後から90日後まで76%で、この間、有効性の低下はみられなかったということです。

また、2回目の接種までの間隔を変えたところ、6週間以内に2回目を接種した場合の有効性は54.9%だったのに対し、12週間以上空けて2回目を接種した場合の有効性は82.4%に高まったとしています。

イギリス政府は1回でも接種する人を増やすため、2回目までの間隔を最大3か月まで延ばすことにしています。

今回の結果について研究チームは「1回の接種でも一定の期間、高い有効性が維持されることがわかった。接種の間隔を最大3か月とするイギリスの専門家委員会の方針を支持する結果となった」としています。

一方、これとは別のワクチンで、接種の間隔を3週間としている、アメリカの製薬大手ファイザーは、イギリス政府の方針について「臨床試験では1回目の接種後にどれだけの有効性があるか十分示されていない」として、間隔を変えて接種することは推奨しないとしています。

2013年に創設された「エリザベス女王工学賞」は2年に一度、受賞者を選んでいます。

2日、5回目となる2021年の受賞者がオンラインで発表され、名城大学終身教授の赤崎勇さんとカリフォルニア大学教授の中村修二さんがほかのアメリカの研究者3人とともに選ばれました。

5人はLED・発光ダイオードの開発や実用化に成功しこの結果、少ない消費電力で明るく点灯する照明が幅広い分野で使われるようになって地球温暖化対策に貢献したと評価されています。

受賞者の発表を受けて中村さんはエリザベス女王の名前は誰もが知っている。私の人生においてとても権威があり、重要な賞だ」とコメントしました。

赤崎さんと中村さんは、名古屋大学教授の天野浩さんとともに青色LEDの開発に成功した功績で2014年にノーベル物理学賞を受賞しています。

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