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新型コロナウイルスの感染拡大による巣ごもり需要などで、全国のドラッグストアは業界団体の推計で売り上げが伸びていて、各社は24時間営業の拡大や生鮮食品の取り扱いなど営業を強化する動きを活発化させています。

このうちウエルシアホールディングスは、24時間営業の店舗がこの1年で1割程度増加し、今後こうした店舗をさらに増やす方針で、深夜でも医薬品を買えることなどを消費者にアピールすることにしています。

一方、ツルハホールディングスは、これまでドラッグストアがあまり扱っていなかった生鮮食品を強化しています。

千葉市内の店舗に去年12月、新たに肉や野菜の売り場を設け、消費者の多様なニーズに応えようとしています。

ツルハドラッグおゆみ野南店の与板英貴店長は「高まる食品のニーズにも応え、消費者が1か所で必要な買い物を済ませられるようにしたい」と話しています。

日本チェーンドラッグストア協会によりますと、全国のドラッグストアの売り上げは、昨年度=2020年度は推計で前の年度を4.6%上回って8兆円を超え、コロナ前のデパートの市場規模を上回る水準となっていて、ドラッグストアの間ではさらに業績を拡大しようと営業を強化する動きが活発になっています。