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イギリスの中央銀行イングランド銀行は6日、前日まで開いた定例会合の結果、政策金利を過去最低の0.1%のまま据え置いたうえで、国債などを買い入れて市場に大量の資金を供給する量的緩和策の規模を8950億ポンド、日本円にしておよそ135兆円で維持すると発表しました。

そのうえで、量的緩和策にもとづく買い入れのペースを今月以降、いくぶん緩やかにする方針を明らかにしました。

これは新型コロナウイルスで大きな打撃を受けたイギリス経済の回復が早いとみているためで、イングランド銀行はことしのGDP国内総生産の伸び率の予測をこれまでより大幅に引き上げて7.25%とし、ことし中に感染拡大前の水準に戻るとしています。

買い入れのペースを緩めることについてイングランド銀行は、金融政策の姿勢の変更ではないと強調しています。

一方、イギリスでは少なくとも1回のワクチン接種を終えた人が成人の3分の2となり、経済活動の段階的な再開が進んでいて、状況の改善が続けば、大規模な金融緩和策の縮小の時期が焦点になりそうです。

#金融政策