イングランド銀行 金融緩和策の維持決定 引き締め転換が焦点に #nhk_news https://t.co/kTmQCj2FZn
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年11月4日
イングランド銀行は、11月2日まで開いた定例の会合の結果を発表しました。
それによりますと、政策金利を過去最低の水準となる0.1%で据え置くとともに、国債などを買い入れて市場に大量の資金を供給する量的緩和の規模を維持することを決め、今の大規模な金融緩和策を続けることになりました。
ただ、今回の会合では9人の委員のうち2人から利上げを支持する意見が出されました。
また、3人の委員が量的緩和の規模の縮小を支持しました。
背景にあるのがインフレです。
イギリスでは経済活動の再開やエネルギー価格の値上がりにともなって物価上昇が続いていて、イングランド銀行は、年末にかけて物価上昇率が4%を超え、来年4月にはおよそ5%に達すると見込んでいます。
世界ではインフレ圧力が強まる中、韓国やニュージーランドなどの中央銀行が利上げを決めたほか、経済の回復傾向が続くアメリカでFRB=連邦準備制度理事会が量的緩和の規模を縮小する政策転換を決めていて、イングランド銀行が今後どのように金融の引き締めに転じるかが焦点になります。
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