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プロサッカー選手が一般の人にくらべて認知症などで死亡するリスクが3倍以上高いとする海外の研究結果などを受けて、イングランドスコットランドのサッカー協会は若い年代の一部でヘディングの練習を禁止しているということです。

これを受けて日本サッカー協会は医学の専門家などを交えて検討した結果、ヘディングの反復が認知機能に及ぼす影響の検証は難しいなどとして現時点では禁止はしないことになりました。

そのうえで頭部への負担を考慮しながら正しいヘディングの技術を身につけてもらうため幼児期から中学生までの練習方法を記載した指導者向けのガイドラインを作成しました。

ガイドラインでは中学生まで5つの段階に分かれていて、
▼小学1年生と2年生では落ちてくる風船をキャッチしたり額に当てたりして遊び感覚で空間を移動するボールに体を合わせる経験を積むのが望ましいとしています。

▼3年生から4年生になると2人同時にジャンプして空中のボールを手で取り合う動きなどを取り入れます。

▼サッカーボールを使ってのヘディングの練習が導入されるのは5年生から6年生で1週間に10回程度、高さを変えてジャンプでのヘディングを行うなどとしています。

日本サッカー協会反町康治技術委員長は「現場の指導者としてどうすべきか、ちゅうちょするところもあると思うので現時点のガイドラインを示した。禁止するのではなく正しくおそれながら、より適切な方法でヘディングの習得を目指す。今後新たな情報が出てくればアップデートしていきたい」と話していました。

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