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イランでは、穏健派で国際協調路線のロウハニ前大統領にかわって、反米保守強硬派のライシ新大統領が就任し、5日、首都テヘランにある議会で、宣誓式が行われました。

国営メディアによりますと、隣国アフガニスタンのガニ大統領など、70か国以上の要人や外交関係者が参加したということです。

このなかで、ライシ新大統領は「国民は暮らしや収入を向上させたいと願っている。政府は国民の要求に応えていく」と述べ、アメリカによる制裁が続く中、停滞する経済の向上に取り組む考えを強調しました。

そして、「イラン国民に対する制裁は解除されなければならない。その目的を果たすためのいかなる外交も支持する」と述べて、制裁の解除に向けた外交に力を尽くす考えを示しました。

イラン政府は、イラン核合意の立て直しに向けてことし4月からアメリカとの間で協議を続けてきましたが、制裁解除の範囲などをめぐって交渉は難航していて、制裁が長引けば国民の不満が一層高まることも予想されます。

ライシ新大統領は近く、新政権の閣僚候補の名簿を議会に提出し、承認を得たうえで、新政権として本格的に始動します。

アメリ国務省のプライス報道官は5日の記者会見で「イラン核合意に双方がうまく復帰できる機会は永遠にあるわけではない」と述べたうえで、イランの新政権に対し、核合意を立て直すためオーストリアのウィーンでEUヨーロッパ連合などを介して行われている協議を続けるよう促しました。

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