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三菱電機は、鉄道向けの空調装置など、複数の工場で長年の検査不正が明らかになり、外部の弁護士などがまとめた調査報告書で「拠点単位の内向きで閉鎖的な組織風土が存在していた」ことが、問題の背景にあると指摘されました。

会社は、こうした風土を変えようと、全国各地の事業所から公募で選ばれた社員45人によるプロジェクトを発足させ、22日に都内の本社で、初めての会議が開かれました。

この中で、漆間啓社長は「オープンに議論し、社会から認めてもらえる会社に一緒に変えていきましょう」と呼びかけました。

プロジェクトのメンバーは今後、仕事の進め方や人事制度など、組織の課題を洗い出し、来年3月に提言書をまとめるということです。

メンバーの1人で、エレベーターの製造工場の課長は「会社の負の面に向き合い、企業の文化や業務の仕組みを根本的に変えていきたい。一刻も早くお客様に製品を安心して使ってもらえるようにしたい」と話していました。

一方、一連の検査不正については、外部の弁護士などが引き続き調査を続けていて、組織風土の改革とともに、不正の実態を解明できるかが問われています。