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袴田巌さん(85)は、昭和41年に今の静岡市清水区で、一家4人が殺害された事件で死刑が確定しましたが、無実を訴えて再審を申し立てています。

裁判所と弁護士、検察による非公開の協議が今月22日に行われるのを前に、弁護団が専門家による新たな鑑定結果を東京高等裁判所に提出し、5日記者会見しました。

東京高裁の審理では、袴田さんの逮捕から1年後に、みそ漬けの状態で見つかった衣類に付いた血液の色の変化が争点となっていて、検察は時間が経過しても血液の赤みは残ると主張しています。

弁護団によりますと、新たな鑑定結果では「ヘモグロビン」と呼ばれる血液の成分は、みそのような成分のものと触れると化学反応が進み、数週間以内に赤みがなくなることが確認されたということです。

そのうえで「1年以上みそに漬けた場合に、血液の赤みが残ることはありえない」と結論づけていて、弁護団は袴田さん以外の何者かが衣類を入れたことを裏付けるものだとしています。

弁護団の間光洋弁護士は「今回の鑑定結果は再審開始に直結すると考えている」と話しています。

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