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アカデミー賞の各賞の候補が8日に発表され、「ドライブ・マイ・カー」は、最も重要とされる作品賞をはじめ、4つの部門にノミネートされました。

これを受けて、濱口監督は9日にオンラインで会見し「率直に言って驚いている。子どものころから夢みていた舞台に自分がつながっているとは、なかなか信じられず、すごい歴史の中に自分がいるのだと感じている」と話しました。

日本映画の作品賞へのノミネートは今回が初めてで、これについては「字幕を通じて外国の映画を見た場合、ことばのニュアンスは簡単には捉えきれないと思う。やはり役者の声や姿など、すばらしい演技が通じたのだろう」と出演者をたたえました。

そのうえで「作品を選ぶ側にも、ふだん見るものとは違う映画に興味が出てきていると思う。特にアジア映画に対する見方が変わってきている」と分析しました。

さらに、来月の授賞式については「単純に楽しみたい。受賞できるかどうかは、なりゆきでしかないので、まずは授賞式の場でスタッフの皆さんと共に、今回の仕事が大きな成果に結び付いたことを喜び合いたい」と話していました。

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