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カンボジアでは、全国の地方自治体に設置された評議会の議員を選ぶ5年に1度の地方選挙の投票が6月5日に行われ、選挙管理委員会は26日、公式の最終結果を発表しました。

それによりますと、フン・セン首相率いる与党・人民党は、1652の評議会のうち、1648で議長ポストをおさえ、議席数でも全体の8割以上を確保して圧勝しました。

一方、主要な野党が獲得した議席は全体の2割近くにとどまりました。

5年前の前回の地方選挙では、30年以上にわたって政権を握るフン・セン首相に対する不満などから、政権交代を訴えた当時の最大野党が議席を大きく伸ばしましたが、その後、フン・セン政権は、この野党を解散に追い込むなど締めつけを強め、次の年の総選挙では与党が議席を独占しました。

こうした経緯を経て行われた今回の地方選挙は、来年の総選挙の前哨戦として注目されましたが、政権による締めつけで野党の力が大きくそがれていることを改めて示した結果となりました。

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