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関西で最も売れるのは、
▽5枚切りで43%
▽6枚切りが36%
▽4枚切りが17%
関東で多い▽8枚切りはわずか4%です。

一方、関東で最も売れるのは、
▽6枚切りで51%
▽8枚切りが29%
関西で最も人気のある▽5枚切りは12%となっています。

終戦後、アメリカなどが小麦粉を大量に持ち込み、食パンが日本人の間にも本格的に普及。

この際、進駐軍から製パン会社に対し「サンドイッチに使うような薄い8枚切りの食パンをつくってほしい」という指示があったということで、最初は8枚切りが主流だったといいます。

当時は製造方法の問題で、厚く切ると、固さが気になり、ふんわりとした食感に乏しかっため、薄く切っていたといいます。
しかし、その後、1950年代後半には、小麦粉の質やパンの焼き方が進歩したことで、厚めに焼いても、ふわっとした食感が実現できるようになったといいます。

この頃から製パン会社は6枚切りを大々的に販売するようになりました。

神戸屋営業企画グループ 浦崎優子さん
「サンドイッチは具材を挟むので、やはり薄くて食べやすさがすごく求められることから8枚切りが広がったようです。さらに関東で主流の食パンは6枚や8枚と偶数が多いのですが、それもサンドイッチにしたときに余りが出ないように偶数にしたということも要因だと聞いています」

浦崎優子さん
「6枚切りになったことまでは分かるのですが、5枚切りがなぜ出てきたのかは完全にはつかめていません。ただ、昔は食パンは店頭でお客様の希望に応じてスライサーの厚さを設定していまして、薄く切ったり厚く切ったりしていたので、お客様の要望に応える形でどんどん厚くなっていったのではないかと推測しています」

また、関西で5枚切りのような厚切りのパンが普及する背景について、浦崎さんが指摘するのは、関西と関東でパンに求める役割が食パンが普及する前から違っていたことも要因の1つではないかと考えています。

関東では明治の初めごろにあんパンが生み出され、その結果、パンは簡単につまめる「おやつ」として根付いていったといいます。

一方の関西では、神戸の居留地や大阪のホテルで、外国人がパンを食べていたことをきっかけに、一般の人にもパンは「食事」として見なされるようになりました。
「食事」として食べ応えのあるものが求められたことから、パンにボリューム感を望むようになったというのです。

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