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いつ起こるかわからない富士山の噴火に備えようと、山梨県は地下のマグマの動きを重力の変化から調べる観測機器を4合目に設置することになりました。

この取り組みは、山梨県の富士山科学研究所が火山活動の監視体制を強化するために行います。

具体的には、来月、富士山の4合目にある建物の中に、地下のマグマの動きを重力のわずかな変化から調べる観測機器を設置します。

設置場所は、富士山のハザードマップで噴火の際にできる火口の想定範囲に含まれています。

研究所によりますと、重力の値はマグマや火山ガスの動きによって細かく変動するということで、24時間体制で観測すると、より精度の高い噴火予測を行えるとしています。

研究所では今後、観測データを気象庁やほかの研究機関と共有して、全国の火山防災にも役立てたいとしています。

山梨県富士山科学研究所の本多亮主任研究員は「いろいろな研究機関が富士山の観測を行っているが、別の切り口から見ていくことも噴火への備えには必要だ。重力の変化を解析して噴火の兆候を捉えたい」と話しています。

#気象・災害