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ファッション界の「パンクの女王」と呼ばれ、日本でも人気のあるイギリスのデザイナー、ヴィヴィアン・ウエストウッド氏が亡くなりました。81歳でした。

イギリスの公共放送BBCなどによりますと、ウエストウッド氏は1941年、イギリス中部のダービーシャーに生まれ、小学校の教師を経て1970年代初頭、ロンドンにロックをコンセプトにしたデザインの服を提供する店舗を構えました。

その後、ロックバンド「セックス・ピストルズ」の衣装をデザインしたことなどから知名度が高まり、ミュージシャンを中心に若者から熱狂的な支持を得て、ファッション界の「パンクの女王」と呼ばれるようになりました。

2006年にはイギリス王室から男性のナイトに当たる「デイム」の称号を授与されるなど、イギリスを代表するブランドのデザイナーとなり、各国で人気を集めました。

晩年には環境破壊に反対する活動に積極的に参加したことでも、知られています。

エストウッド氏のブランドは29日、ウエストウッド氏がロンドン南部で家族に囲まれ安らかに息を引き取ったと明らかにしました。

イギリスのドネラン文化相はツイッターで、「イギリスのファッション界に君臨した偉大な人物で、そのスタイルは1970年代のルールブックを塗り替えた。そして生涯を通じて自らの価値観に忠実だった」と哀悼の意を示しました。

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