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先月、東京 狛江市の住宅で大塩衣與さん(90)が殺害された強盗殺人事件では、犯行に使われたとみられるレンタカーが事件翌日、都内の足立区内を走行していたことが分かっていて、警視庁はこの車に乗っていた永田陸人容疑者(21)を中野区で去年起きた強盗傷害事件に関わった疑いで逮捕しています。

その後の調べで、永田容疑者が事件当日の夜、このレンタカーに乗って都内の施設まで行き、そこで宿泊する様子が防犯カメラに写っていたことが捜査関係者への取材で分かりました。

また防犯カメラの映像の分析などから、事件直前、神奈川県内の駐車場で同じレンタカーなどに数人が乗り込んだことが確認されていて、その際、駐車場の周辺で永田容疑者がいたことも新たに分かったということです。

警視庁が押収したこのレンタカーからは現場の住宅で奪われた高級腕時計3点が見つかっていて、警視庁は永田容疑者と事件との関連を捜査するとともに事件が起きた時間帯の詳しい足取りを調べています。

特殊詐欺グループに詳しい男性 “強盗は突入する人数だけ”

特殊詐欺グループの実態に詳しい男性は、一般的に特殊詐欺のほうが犯行に関わる人員が多いとしたうえで「特殊詐欺では、電話をかける人間、突入する人間、お金をおろす人間、お金を預かる、運ぶ人間、5人も6人も必要になる。強盗は行かせればいいだけなので、突入する人間だけ集めればよく、何人も介す必要はない。情報があればすぐに行動して、お金になるという手法に走ったのかなと思う」と話しました。

“渡邉容疑者から「アポ電」をやっていると聞いた”

一方、東京 狛江市の住宅で90歳の女性が殺害された強盗殺人事件では、事件翌日、犯行に使われたとみられるレンタカーの走行が確認された足立区で、事前に電話で資産状況を確認して住宅に押し入る「アポ電強盗」が計画されていた疑いのあることがわかっています。

男性は、特殊詐欺に関わった疑いで警視庁が逮捕状を取っている渡邉容疑者本人から「アポ電」をやっていると聞いたことがあると証言しました。

男性は「本人たちがそう言っていたので間違いないと思う。詐欺をやっていたときに例えば話を聞いていて、この家にお金があったとかなかったとか、そういう情報はおそらく自分たちの中にあるんだと思う」と話しました。

犯行グループが海外から実行役に指示していた疑いがあることについては「詐欺グループのリーダーは自分が直接だますわけでも、自分が何か危害を加えるわけでもないので、罪の意識が低いと思う。相手の苦しそうな顔を見ているわけでもないので、どんどん感覚が薄れていく。実行役と面識もなく、友達でもなく、最初からただの駒なので関係ないという意識が強いのではないか」と話していました。

一連の広域強盗事件に関連して、日本の警察当局は、別の特殊詐欺事件などに関わったとして逮捕状を取っている
▽渡邉優樹容疑者と
▽小島智信容疑者、
▽藤田聖也容疑者、
▽今村磨人容疑者の4人の身柄を引き渡すようフィリピン側に要請しました。

しかし、4人のうち3人はフィリピン国内で別の事件の裁判や手続きが行われていて、日本への引き渡しの障害になっています。
このうち藤田容疑者について、フィリピンの裁判所はこれまでに脅迫事件の裁判を棄却しています。

ただ、藤田容疑者はフィリピン国内の別の地域でも暴力事件に関わったとして複数の裁判手続きが行われています。

検察が棄却を申し立てていて裁判所は近く判断を示す見通しです。

フィリピンの司法相は準備ができた容疑者から先に引き渡す可能性もあるという見方を示していて、藤田容疑者の身柄の引き渡しにむけた法的な条件が整うのか、注目されています。

一連の広域強盗事件に関連して、日本の警察当局は、別の特殊詐欺事件などに関わったとして逮捕状を取っている
▽渡邉優樹容疑者と
▽小島智信容疑者
▽藤田聖也容疑者
▽今村磨人容疑者の
4人の身柄を引き渡すようフィリピン側に要請しています。

しかし、4人のうち3人はフィリピン国内で別の事件の裁判や手続きが行われていて、裁判が続くかぎり、日本への引き渡しはできないことになっています。

こうした中、3人のうちの1人、藤田容疑者についてネグロス島の中心都市、バコロドにある裁判所が3日、手続きが残っていた暴力事件に関する3件の裁判を棄却したことがわかりました。

藤田容疑者をめぐっては、すでに脅迫事件に関する裁判が棄却されていて、フィリピンのレムリア司法相はさきほど記者団に対し、これで藤田容疑者の裁判はすべて棄却されたと明らかにしました。

このほか今村磨人容疑者も暴力事件についての裁判が先月、棄却されていて、レムリア司法相は「4人のうち2人について日本への引き渡しが可能になった」としています。

司法相は準備ができた容疑者から先に引き渡す可能性もあるという見方を示していて、容疑者の身柄の引き渡しに向けた日本側との調整が今後、本格化するものとみられます。

裁判が棄却された藤田聖也容疑者を、暴行を受けたとして告訴していた元交際相手の女性NHKの取材に応じました。

女性は藤田容疑者と4年前にフィリピンで知り合い、およそ9か月間、交際していたということです。

その間、女性は首都マニラの高級マンションで藤田容疑者と暮らし、そのマンションには同じく身柄の引き渡しを求められている、小島智信容疑者も住んでいたといいます。

また、交際していた際、藤田容疑者から毎月、日本円で35万円余りを受け取っていたほか、フィリピン国内のリゾート地などを一緒に旅行したということです。

女性は「そうしたお金の出どころについて、どのように稼いでいるのか仕事の話を聞くと、いつも怒りだして教えてくれなかった」と証言しました。

また、女性は渡邉優樹容疑者にも会ったことがあり、藤田容疑者らは「ボス」と呼んでいたということです。

女性はその後、酒に酔った藤田容疑者から殴られるようになり、交際をやめたあと、藤田容疑者を告訴したということです。

女性は藤田容疑者が日本での一連の広域強盗事件に関わった疑いがあると、報道で知ったということで「告訴はしましたが、裁判が棄却されたことは喜ばしいと思います。一連の事件では命を奪われた人もいると聞きました。日本での事件に関わった疑いがある容疑者たちは送還されるべきです」と話しています。

藤田聖也容疑者(38)の父親が取材に応じ、被害者に申し訳ないという思いを明かしました。

関係者によりますと藤田容疑者は北海道七飯町の小、中学校に通っていたということで、父親が自宅のインターフォン越しに取材に応じました。

父親はこの10年以上、藤田容疑者と連絡を取っていないということで、事件の受け止めについて「別の記事に出ているとおりでそれ以上でも以下でもない」と話しました。

そのうえで「被害者に申し訳ないという思いか」という問いかけに対して、「はい」と答えました。

また、藤田容疑者に望むことについては「どうしてほしいと言っても、どうしようもない」と語りました。

さらに償ってほしいが償いきれるようなものではなく藤田容疑者に対して腹立たしい思いがあると明かしました。

藤田容疑者と小、中学校で同級生だったという男性は「クラスが違ったので特に印象に残っていないが、普通の子という感じだったと思う。中学校を卒業して以降のことは全く知らないが、ニュースで顔を見て本人だとすぐに分かりました。とんでもないことをしたなと驚いています」と話していました

一連の広域強盗事件で指示を出していた疑いがあり、特殊詐欺に関わったとして警視庁が逮捕状を取っている渡邉優樹容疑者に数年前、フィリピンで会ったという男性がNHKの取材に応じました。

男性が渡邉容疑者と会ったのは、マニラのホテルに併設されたカジノで、2019年に特殊詐欺グループの拠点が摘発される前だったということです。

男性は一緒にいた知人からカジノのVIP席にいた「ハオ」と呼ばれる渡邉容疑者を紹介されたといいます。

男性は「友達から誘われて遊びに行ったときに、『すごいお金を使う日本人がいる』ということで、一般客ではなく、VIPの人が遊ぶところで会った。ハーフパンツにTシャツ姿でお金を持っているようには見えなかったが、バカラなどに1回に200万円とか300万円賭けていた。かばんの中に現金を日本円で何百万円か入れていた」と話しました。

一緒に食事をした際には、容疑者はカジノがあるホテルに滞在していて、詐欺に関わっていると明かしたということです。

男性は「どんな仕事をしているか聞いたらカードのすり替え詐欺をやって月に1億円は稼いでいると言っていた。詐欺をやる人を紹介してくれればお金を稼げると言われた」と話しました。

口かずは少なくもの静かな印象でしたが、カジノで一緒にいた別の日本人男性からは「ボス」と呼ばれていたということです。

フィリピンに滞在している理由については、「以前は別の国で同じようなことをしていたが、賄賂を渡せば捕まらないのでフィリピンに来たという趣旨の話をしていた。知り合いがいるので、自分は絶対捕まらないというようなことも言っていた」と話しました。

去年12月、広島市西区で、住宅を兼ねた高級時計の販売店に数人の男が押し入り、経営者の49歳の男性を縛って頭を殴るなどしたうえ、現金250万円と腕時計やネックレスなど90点、およそ2100万円分を奪って逃げました。

男性は重傷で、今も意識不明となっています。

押し入った男らは、宅配業者を装ってドアを開けさせ、犯行後はレンタカーを使って逃げたとみられていましたが、警察は3日、事件に関わった疑いがあるとして、容疑者4人を強盗殺人未遂などの疑いで逮捕しました。

逮捕されたのは、埼玉県朝霞市の栗原翔容疑者(27)、住所不詳の加藤臣吾容疑者(24)、埼玉県越谷市の宇佐美巴悠容疑者(21)、それに神奈川県海老名市の18歳の男の容疑者です。

さらに、別の4人と共謀して事件を起こした疑いがあるということです。

警察は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。

この広島の事件には、関東地方を中心に全国で相次いでいる一連の広域強盗事件のグループが関わったとみられていて、警察は実態の解明を進める方針です。

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#法律(広域強盗事件)