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一連の広域強盗事件のうち、去年、東京・中野区で現金およそ3000万円が奪われた事件で、警視庁は22歳の容疑者を新たに逮捕しました。この事件で逮捕されたのは7人目で、グループの一部のメンバーが「ルフィ」などと名乗る指示役のもとで各地で事件を起こしていた疑いがあることから、警視庁は容疑者を取り調べるなどして一連の事件の全貌を解明する方針です。

逮捕されたのは、大阪・城東区の西本佑聖容疑者(22)です。

警視庁によりますと、去年12月、東京・中野区の住宅に押し入り、住人の顔を殴るなどしてけがをさせ、現金およそ3000万円を奪ったとして強盗傷害などの疑いが持たれています。

容疑者は事件後に日本を出国していましたが、1日、フィリピンから帰国し、逮捕されました。

この事件で逮捕されたのは7人目です。

中野区の事件と去年10月に東京・稲城市で起きた強盗傷害事件では、逮捕されたメンバーの供述などから「キム」と名乗る人物が指示を出していたことが分かっています。

警視庁は、「ルフィ」や「キム」などと名乗る指示役のもと、一部のメンバーが各地のグループに加わり複数の事件を起こしていた疑いがあることから西本容疑者らを取り調べ、一連の事件との関わりなど全貌を解明する方針です。

国内で相次いでいる一連の広域強盗事件で、指示を出していた疑いがあり、フィリピンの入管施設に収容されている日本人4人のうち、2人について、フィリピンの裁判所で2日、別の事件の裁判の審理が行われました。日本側への身柄の引き渡しの前提条件となる裁判の棄却には至らず、今月7日に再び審理が行われることになりました。

フィリピン政府は、日本の警察当局が身柄の引き渡しを求めている、渡邉優樹容疑者や今村磨人容疑者ら4人について、全員の早期の引き渡しを目指しています。

しかし、4人のうち3人は、フィリピン国内で別の事件の裁判手続きが進められていることから、日本への引き渡しの障害となっています。

こうした中、首都マニラにある裁判所では2日午前、渡邉容疑者と小島智信容疑者の2人について、女性とその子どもに対する暴力防止法違反の事件の審理が行われました。

弁護士や裁判所の関係者によりますと、2人は収容されている入管施設からオンラインで裁判に臨み、弁護士の質問にそれぞれ答えたということです。

また、告訴をした女性2人も出廷しました。

検察側は裁判の棄却を求めましたが、2日に判断は示されず、弁護士によりますと、継続して審理することになり、次の裁判は今月7日に行われるということです。

フィリピン政府は、今月8日からのマルコス大統領の日本訪問までに4人の身柄を日本側に引き渡したいとしていますが、実現するかどうかは流動的になっています。

国内で相次いでいる一連の広域強盗事件で、フィリピンのレムリア司法相は2日午後、記者団に対し、容疑者の身柄の引き渡しについて「おそらく2人、できれば3人は、ほかの容疑者よりも先に決定できるだろう。法律を順守するために、少し遅れも出てくるだろう」と述べ、4人全員の引き渡しではなく、準備ができた容疑者から先に引き渡したい考えを示しました。

そのうえで「これから日本政府に連絡する。できるだけ早く動けるように望んでいる」と話し、引き渡しの方針について再度、日本政府側と協議したいとしています。

また4人のうち2人について今月7日に再び審理が行われることを受けて「裁判所の判断に委ねる」と述べたうえで「すぐに結果を出したくても近道はなく、手続きに従わなければならない」として、裁判所の判断を尊重する姿勢を示しました。

4人の容疑者のうち、渡邉容疑者が首謀者とみられている、フィリピンに拠点があった特殊詐欺グループに加わるための“研修”に参加したという男性が取材に応じました。
男性は、自身が被害に遭ったことがあるため詐欺の実態を知りたいと、2019年に「闇バイト」に応募したといいます。

闇バイトのサイトには「電話オペレーターの仕事。月に100万円稼げる」といった内容が書かれていて、グループからは時間がたつとメッセージが消えるアプリでのやり取りを求められました。

フィリピンに到着して連れて行かれたのは都市部にある廃ホテルで、10代後半から高齢者まで30人以上が1グループ8人ほどに分かれて電話をかけていて、ほかに数人のとりまとめ役がいたということです。

男性は「全身や顔に入れ墨を入れた人もいた。一番若いのは19歳で高校出たばかりくらいの人もいた。北海道出身の人が多いということは耳にしたし、『ここで一旗揚げたいとか、100万円をもうけて帰りたい』とかそういう話をしていた」と振り返りました。

男性は到着した日から3日間、詐欺の電話をかける手順などについて教えられたといい「ほかの人がかけている電話の会話をじっと聞いていることが多かった。銀行員や警察官、金融庁の職員を名乗って次々に電話をかけていた。電話をかける先の名簿は一日に2、3回は変わっていたと思う。名前と住所と電話番号が書かれていて、高齢者が多いと聞いた。グループの幹部は私たち新人には優しく接していたが、成績をあげられない人には『技術が足りない』とかなりきつく叱責していた」と話しました。

さらに「金曜日にはその週の締めをやっていて『成績優秀者』の名前を呼んで表彰していた。今週は20万とか30万もうけたと言って羽振りのよさそうな人もいた。その先には被害者がいるわけでやるせない気持ちが強くなった」と振り返りました。

拠点の中は自由に動き回れて鍵もかかっておらず、幹部の男が「現地の警察や入管の幹部と知り合いだから捕まる心配はない」と説明していたということです。

そして男性は、土曜日にカジノが併設されている別のホテルに連れて行かれた際に拠点では見なかった別の幹部数人に会ったと証言しました。

男性を含む「かけ子」の新しいグループをつくることになり、顔合わせを行ったということですが、そこに「ハオ」と呼ばれる人物がいたと明かしました。

別の関係者によりますと、渡邉容疑者は「ハオ」と名乗っていたという情報もあるということです。

男性は「幹部は身なりがよくて指輪も高級だった。『ハオ』と呼ばれる男は柔和な表情で、ひげはなかったので、今の写真とは違いますが、輪郭や目は渡邉容疑者に似ている気がする。別の幹部の様子からもハオがトップだという感じがした」と話しました。

その後「月曜日からかけ子の仕事を始めてもらう」と言われ、男性は犯罪には加担したくないと日本に戻ってきたということです。

一連の強盗事件で渡邉容疑者らが「ルフィ」や「キム」などと名乗って指示を出していた疑いがあることについて、男性は「事実だとすれば、特殊詐欺が知れわたって実入りがだんだん悪くなったからではないか」と話していました。

また、渡邉優樹容疑者について、新たな事実が判明しました。

4年前、当時の交際相手(32)が、特殊詐欺で得たとみられる現金を日本からフィリピンにいる容疑者のもとに運んでいたことがわかりました。

警察などによりますと、交際相手は、2019年11月、警察官などをかたって高齢者にうその電話をかけ、キャッシュカードを盗んだとして逮捕されました。

その後、複数の特殊詐欺事件に関わったとして起訴され、2020年10月に実刑判決が言い渡されています。

大阪地裁の判決によりますと、2019年3月、フィリピンのマニラを訪れた際に実業家を名乗る渡邉容疑者と出会い、交際を始めました。

4月、容疑者の誘いで再びマニラを訪れ、その際、日本から持ち出した現金2000万円を容疑者に渡したとされています。

この頃から交際相手は、SNSや秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」で「田中」という偽名を使って特殊詐欺の受け子をリクルートしていたということです。

さらに、5月下旬ごろからは、容疑者との関係やリクルート役としての実績から、現金を運搬したり回収したりする役も担うようになりました。

2019年だけで7回フィリピンに渡り、警察の捜査では、集めた金を数千万円ずつ運んでいたとみられるということです。

容疑者と出会ってから8か月後、大阪府警に逮捕され、当時、警察が公開した受け子などを勧誘するためのマニュアルには「『稼げる仕事』を探している人をネットで検索してDM送りまくってください」などと書かれています。

判決では「グループはフィリピンにも拠点を置いていた。被告は犯罪収益を確実に回収することに貢献し、重要な役割を果たした」などとして懲役4年6か月の実刑判決が言い渡されました。

捜査関係者によりますと、当時、このグループによるものとみられる特殊詐欺の被害が全国で多発していて、交際相手への捜査で当時、マニラにいた渡邉容疑者の存在がすでに浮上していたということです。

広域強盗事件で指示を出していた疑いがあり、別の特殊詐欺事件などに関わったとして警視庁が逮捕状を取っている今村磨人容疑者(38)の中学校の同級生がNHKの取材に応じました。

今村容疑者は昭和59年生まれで札幌市内の小、中学校に通い、関係者によりますと、その後、札幌の繁華街・ススキノで同じくフィリピンで拘束されている渡邉優樹容疑者らと出会ったとみられています。

今村容疑者の中学校の同級生の女性は、当時の様子ついて「中学では不良と呼ばれていた人でした。他校の生徒とけんかしていたという話を聞いたことがあります」と話していました。

一方で、サッカー部に所属していたということで「熱心に取り組んでいました。サッカーが好きだったんだと思います。見た目もすごくシュッとしていて、ファンクラブまではいきませんが、彼を好きな女子生徒もいたと思います」と話していました。

その後、ススキノで客引きなどをしているという話を聞いたことがあるということで、成人式ではスーツを着ていて太った印象だったということです。

現在の今村容疑者の写真をみて「太っていて全く別人だと思いました。悪いことは悪いと判断してやったことは償ってほしいです」と話していました。

今村磨人容疑者(38)と同じ札幌市内の小・中学校に通っていた後輩の女性は、当時の印象について「学校で会ってあいさつをすると話しかけてくれて後輩にも女性にも優しくて、かっこいいという印象で私も憧れていた先輩でした。当時、サッカー部に所属していて、エースというか目立つ存在だったと思います」と話していました。

そのうえで「学年が違うので不良だというイメージはあまりないですが、同級生をいじめているという話を聞いたことがあります」と話しました。

また、卒業後についてはわからないとしたうえで「私が高校生の時に街で見かけて声をかけられましたが、金髪になっていてちょっと不良みたいだったので怖くなって逃げました」と話していました。

事件については「本当にショックです。札幌の人が関わっているのは報道で知っていましたが、まさか知っている人だとは思いませんでした。優しい印象もあるので、なんでこうなったのだろうと思います」と話していました。

全国で相次いでいる一連の広域強盗事件では、SNSで「闇バイト」のメンバーを集め、実行役を入れ替えながら犯行を繰り返すグループの存在が分かっていて、去年11月に岩国市の住宅で住人をカッターナイフで脅して手首を結束バンドで縛り、金品を奪おうとした事件にも関与したとみられています。

岩国市の事件では5人が強盗未遂や住居侵入の罪で起訴され、このうち東京 江戸川区の会社員、渡邉翼被告(26)の裁判が先行して行われていました。

これまでの裁判で、検察は「安易に強盗という重大犯罪に加担した」などとして懲役4年6か月を求刑し、被告の弁護士は「住人を傷つけてはいない」などとして執行猶予の付いた判決を求めていました。

2日の判決で、山口地方裁判所の山田雅秋裁判官は「被告はSNSの求人に応募するなどして犯行に加わり、共犯者の指示に従って実行役などを果たした。組織的で計画的な事案で、強盗は未遂とはいえ、被害者らが受けた多大な恐怖は軽視できない」と指摘しました。

そのうえで「被告は住宅に侵入しカッターナイフで被害者を脅迫していて、指示を受ける立場にあったとはいえ、実行行為におよび、重要な役割を果たしている。借金返済の報酬を得る目的で犯行に加担した動機や経緯にくむべき点はなく、反省して謝罪していることなどを踏まえても、責任の重大さに照らすと実刑は免れない」として、懲役2年6か月の実刑判決を言い渡しました。

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#法律(広域強盗事件)