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アニメや漫画などをネット上で無断で公開する「海賊版サイト」は、日本から海外に拠点を移す動きが加速していて、ことしに入って中国やブラジルでは現地当局による摘発が相次いでいます。

アニメや出版関連の会社などでつくる「CODA(コーダ)=コンテンツ海外流通促進機構」は、日本のコンテンツが海賊版サイトや動画投稿サイトなどに無断で公開された被害について、去年、調査を行いました。

その結果、国内外を合わせた被害額は推計で1兆9000億円から2兆2000億円に上り、4年前に実施した前回調査のおよそ4000億円から5倍に増えたことが分かりました。

被害額が最も多いのはアニメなどの「映像」で、前回は調査対象でなかった「ゲーム」の分野でも海賊版が横行しているということです。

CODAは、被害が拡大した要因について、スマートフォンの通信環境が向上したことに加え、コロナ禍による巣ごもり需要の高まりなどがあったと分析していて、今後も被害は広がるとみて対策を強化することにしています。

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