植田日銀は政策をうまく修正していく責務を負う 副作用、目に余る https://t.co/r54gE6uOoW
— 京都新聞 (@kyoto_np) April 29, 2023
#アベノミクス#リフレ#金融政策#円安政策(植田日銀総裁・継続)
#失われた30年
多くの人が、「金融緩和政策とは、日銀(あるいは、中央銀行)が、政府から国債を買い、その対価を紙幣で支払うことだ」と考えている。異次元緩和政策もこうした政策であり、「日銀が輪転機を回して日銀券を刷って市中に流通させ、経済をマネーでジャブジャブにした」という説明がしばしばなされる。
— 野口悠紀雄 (@yukionoguchi10) April 29, 2023
こうした理解と、「マネーが増えれば物価が上がる」という貨幣数量説の単純な解釈を結び付ければ、「国債の大量購入によって物価が上がる」ということになる。しかし、この理解は全く間違いだ。
— 野口悠紀雄 (@yukionoguchi10) April 29, 2023
日銀は、政府から直接に国債を買っているのではなく、民間の銀行が保有している国債を買っている。その代金は、銀行が日銀に保有する当座預金に振り込まれる。この結果、日銀当座預金が激増した。
— 野口悠紀雄 (@yukionoguchi10) April 29, 2023
ただし、日銀当座預金は、「マネーのモト」であって、民間の経済主体が支払いや決済に使える「マネー」ではない(日銀当座預金に日銀券を加えたものを「マネタリーベース」という)。
— 野口悠紀雄 (@yukionoguchi10) April 29, 2023
当座預金が引き出されて民間銀行の預金になればマネーが増えるが、そうした動きは顕著には生じなかったのである。この意味では、異次元緩和は空振りに終わったのだ。#日銀の責任
— 野口悠紀雄 (@yukionoguchi10) April 29, 2023
『#日銀の責任 』低金利日本からの脱却 (PHP新書)が4月27日に刊行されました。⁰これは、第4章の5の #全文公開 です。#円安が企業利益を増やしたメカニズムhttps://t.co/xSw9u7sAsO
— 野口悠紀雄 (@yukionoguchi10) April 28, 2023