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米連邦準備理事会(FRB)が8日に発表したデータによると、第2・四半期の家計資産は前期から3.7%増の154兆2800億ドルと過去最高を記録した。株式市場の高騰が寄与したほか、不動産価格の回復も支援した。

S&P500トータルリターン指数(.SPXTR)の配当再投資を含めた第2・四半期のリターンは8.7%と、2021年第4・四半期以来の大きさとなった。株式市場の上昇により家計の純資産は2.6兆ドル増加。第2・四半期の全体的な資産増加の約半分を占めた。

もう一つの大きな要因は不動産で、不動産価値は22年第2・四半期以降で初めて増加し純資産の増加に2.5兆ドル寄与した。

家計資産のこれまでの過去最高は22年第1・四半期の152兆4900億ドルだった。

データによると、家計の現金は17兆7000億ドルと5四半期連続で減少。ピークだった22年第1・四半期末の約18兆3000億ドルから5600億ドル以上減少した。

銀行預金残高は2000億ドル超減少して14兆2000億ドルを下回った。一方、マネー・マーケット・ファンド(MMF)残高は1370億ドル増の3兆5000億ドル超と過去最高を記録した。

家計、企業、政府の債務残高も引き続き増加。非金融部門の総債務残高は前年同期比6.3%増の71兆2000億ドル。伸び率は21年第1・四半期以来の大きさとなった。家計と企業がそれぞれ約20兆ドル、政府が31兆3000億ドル増加した。

#経済統計(アメリカ・家計資産)