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宝塚歌劇を作ったのは、阪急電鉄や阪急百貨店の創業者でもある小林一三だ。『清く、正しく、美しく』という宝塚歌劇のモットーを掲げて、舞台人かつ立派な家庭人を養成することを目指した。

その息子や孫たちと続く小林家の人達は、阪急電鉄のみならず宝塚歌劇の運営にも愛情を持って深く関わって来た。

その小林家が宝塚歌劇団宝塚音楽学校の要職から離れ、阪急電鉄の社員が歌劇団でも音楽学校でも要職を占める様になってきてから、歌劇団内部の雰囲気が微妙に変わっていったように感じる。簡単に言うと、宝塚歌劇団は、「愛情を注ぐ対象」から、「お金儲けのビジネスの対象」に変化したように思えてならないのだ。

私が記者の現場にいた頃は、毎年、年の初めにテレビや新聞などで宝塚歌劇を取材するメディアの人達と生徒達との懇親会が宝塚ホテルで開かれていた。そこには各組のトップスターや娘役トップ、若手スターや組長などが数多く参加し、懇親を深めるいい機会だった。

その懇親会が、ある時から様変わりした。生徒達とメディアの人達だけのこぢんまりとした懇親会から、冠公演のスポンサーなど歌劇団のビジネスに関連する大企業などの人達が大勢出席する大規模なパーティーに変わった。

そのパーティーに、当時、阪急電鉄代表取締役社長だった角和夫氏(現在は阪急阪神ホールディングス会長で宝塚歌劇団理事)が来ていたのでご挨拶したことがあった。

角氏も夫婦で宝塚ファンだと聞いていたので初対面にも関わらず、歌劇団についてその当時、筆者が感じていたことを率直に、概ね次の様な主旨で話した。

「生徒さんと話をしていると、最近とても疲れている様に感じます。新しく宙組が出来て、以前よりも公演も増えて、休む時間が減っていると聞いています。少し余裕を持ったスケジュールにした方が良いのではないでしょうか」

「各組のプロデューサーの在り方も問題が多いのではないかと感じています。鉄道会社から出向して来て、宝塚歌劇についてよく知らず、歌劇団に対して愛情も無い人が歌劇団の幹部をしている構図は、プロ野球チームの親会社から出向して野球を全く知らない人たちが球団経営しているのと同じで問題なので、考え直した方が良いのではないでしょうか」

これに対して角氏は、苦虫を噛み潰したような表情だったのが強く印象に残っている。

これはあくまで個人の感触にすぎないが、その件があって以降、筆者は懇親会やパーティーには呼ばれなくなった。

それまで新宝塚大劇場の開場式典や、宝塚歌劇団創立80周年、90周年の式典には招待されていたが、100周年(2014年)の式典に呼ばれることはなかった。それまで仲良くしていた歌劇団の広報部が、私に冷たくなったと感じたのもその頃だ。

角和夫会長は、兼任していた宝塚音楽学校の理事長を12月1日に退任した。その音楽学校理事長の後任は、「(遺族側がいじめがあるというなら)証拠を見せて欲しい」と会見で言った村上浩爾氏(阪急電鉄取締役、歌劇団専務理事から12月1日付で歌劇団理事長に就任)だ。

「微妙に」ではなく、生徒の質が落ち、いじめ事件が隠蔽され、植爺が真っ黒になり、轟悠も辞めていった。

#宝塚(春川正明「小林家が宝塚歌劇団宝塚音楽学校の要職から離れ、阪急電鉄の社員が歌劇団でも音楽学校でも要職を占める様になってきてから、歌劇団内部の雰囲気が微妙に変わっていった」)

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