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「この2、3日でA側の態度が硬化している」

 私が席に着くや否や、木場理事長がそう切り出した。

「Aの母親が、あなたを宝塚歌劇団から出さなければ、10日の土曜日に文春に情報を渡すと言ってきた。土曜に情報を渡せば、月曜日には記事にしてもらえるらしい。もう記者ともコンタクトを取っていると言っている。Aの脅しを免れるために、9日付であなたは阪急電鉄の創遊事業本部に異動してもらうことに決定した

 私は困惑した。

「待ってください。こないだ12月2日の話では、懲戒委員会の準備をしろとおっしゃったじゃないですか。納得出来ません。それに昨日、Mさん(総務部長)からも懲戒委員会のための準備を進めてくれとメッセージが来たばかりです。だいいち、創遊事業本部に移って私は何の仕事をするんですか。他に方法はないんですか」

 木場氏は問答無用とばかりにこう吐き捨てた。

「個人的に言わせてもらうなら、自主退職という道もある。依願退職すれば懲戒委員会は行われないから、(処分を受けず)経歴に傷がつかない。異動はもう決まったことだから。業務命令!」

歌劇団は私の退職までの真相を、今日まで隠蔽している。様々な意見と批判、憶測が飛び交う中、私はこれまで反論する機会を持ち合わせなかった。あの時、私の身に何が起きていたのかをここに記し、組織としてのコンプライアンスはおろか、人権問題さえをも孕む一連の問題を詳らかにする。

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#宝塚(原田諒セクハラ退団事件)