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「皇室は、国民の幸福を常に願い、国民と苦楽を共にしながら務めを果たす、ということが基本であり、最も大切にすべき精神であると、私は認識しております」。22年3月17日、愛子さまは20歳の成年に伴う会見に臨み、記者からの質問によどみなく答えた。事前提出の5問とその場で出された3つの関連質問にほとんど言い直しや言葉の詰まりもなく約30分間自分の考えを明確に語った。

宮内庁は、「令和6年能登半島地震」の発生を受けて、2日に皇居で予定されていた新年一般参賀を取りやめると発表しました。

皇居では、毎年、正月2日と天皇誕生日一般参賀が行われていて、2日は、天皇皇后両陛下や上皇ご夫妻、それに秋篠宮ご夫妻など皇族方が、午前3回、午後2回のあわせて5回、皇居・宮殿のベランダに立って訪れた人たちの祝意にこたえられることになっていました。

しかし、1日、午後石川県能登地方で震度7の揺れを観測した「令和6年能登半島地震」が発生したことを受けて、宮内庁は、新年一般参賀を取りやめると発表しました。

宮内庁によりますと、自然災害の発生に伴って皇居での一般参賀が取りやめられたのは初めてで、天皇皇后両陛下は、現地の寒さが厳しい中で人命救助や消火活動などが一刻も早く進むことを願われているということです。

宮内庁は、「両陛下が地震の被害状況に心を痛められているお気持ちを踏まえてこのような決定をした」としています。

過去の行事の延期・取りやめ
これまでにも大きな災害や事件が起きた際には、皇居での一般参賀や皇室の祝賀行事などが延期されたりとりやめられたりしてきました。

大正12年には関東大震災を受けて、当時皇太子だった昭和天皇の結婚の儀式が延期されました。

▽昭和34年には、東海地方に甚大な被害をもたらした伊勢湾台風を受けて、秋の園遊会が延期されました。

▽平成7年には、阪神・淡路大震災を受けて、春の園遊会がとりやめになりました。

▽翌平成8年には、南米ペルーの日本大使公邸で起きた人質事件に配慮して、天皇誕生日の祝賀行事や一般参賀がとりやめになりました。

平成23年には、東日本大震災の発生を受けて春の園遊会がとりやめになりました。

▽平成25年には、台風による大雨で伊豆大島などで大きな被害が出たことを受けて、上皇后さまの誕生日の祝賀行事がとりやめられました。

▽令和に入ってからも、令和元年秋の天皇陛下の即位に伴う祝賀パレードが台風災害の影響で延期されました。

▽また、新型コロナウイルスの感染拡大を考慮して令和2年(2020年)の天皇誕生日一般参賀がとりやめられ、令和3年と令和4年の新年一般参賀天皇誕生日一般参賀も見送られたほか、春と秋の園遊会も新型コロナが5類に移行した去年の春まで見送りが続きました。

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