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西アフリカのニジェールで、ロシア軍と米軍が数週間前から同じ基地を使用する事態になっている。米国防当局者などがCNNに明らかにした。

関係者によると、「エアベース101」と呼ばれる基地の中で、ロシア軍と米軍はそれぞれ別の格納庫を使用し、別の場所を拠点としている。ただし「それほど広いエリアではない」と関係者は指摘する。

ロシア軍のプレゼンスは、2023年7月のクーデターで実権を握ったニジェールの軍事政権と米国との対立が深まる原因となった。

3月には米アフリカ軍のマイケル・ラングレー司令官らがニジェールを訪問してロシア軍の駐留について懸念を伝え、エアベース101の今後についても疑問を呈した。

その数日後にニジェールは、2014年以来、米軍の駐留を認めてきた協定を打ち切ると発表した。

国防総省は、米軍の秩序ある撤収についてニジェールと協議していることを確認。サブリナ・シン副報道官は5月1日の記者会見で、今週中にも再び代表団を送って米軍の撤収についてさらなる協議を行うと説明した。

ロシア国防省は1月に、ロシア軍とニジェール軍の関係強化で合意したと発表。4月11日には、ロシアが装備品や軍事指導官100人をニジェールに派遣するとロシアのメディアが報道した。ただ、関係者は、ロシア軍はそのずっと前からニジェールに駐留していたと話している。

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#ニジェール(米軍撤収)

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