ニジェール軍事政権、協議に「オープン」 米ロも平和的な解決呼びかけ https://t.co/lpI1xpIDnI
— ロイター (@ReutersJapan) August 15, 2023
西アフリカのニジェールでクーデターを起こした軍事政権は１５日、地域の危機を解決するための話し合いに前向きな姿勢を示した。米国やロシアなども平和的な解決を呼びかけている。
軍事政権に首相を任命されたアリ・マハマネ・ラミン・ゼイン氏は「われわれは移行期にあるが、事情を説明し、オープンな姿勢を保ち、全ての当事者と話し合う意思を表明してきた。同時に、国の独立の必要性も主張してきた」と述べた。
同氏はチャドを訪問し、チャドのデビ大統領と会談。デビ氏は２０２１年のクーデターを経て大統領に就任した。ニジェールで起きた軍事クーデターは、西アフリカと中央アフリカ地域で発生したクーデターとしては過去３年間で７件目となる。
ロシアのプーチン大統領はこの日、アフリカ西部マリでクーデター後に発足した軍事政権トップのゴイタ暫定大統領と電話会談を行い、ニジェール情勢について協議。ロシア大統領府によると、電話会談はマリ側が要請したもので、プーチン氏とゴイタ氏はサハラ砂漠南部のサヘル地域に焦点を当て、ニジェールの状況を平和的な政治・外交手段のみによって解決することの重要性を強調したという。
米国防総省のシン報道官は、バイデン政権はニジェール情勢の外交的な解決に尽力していると表明。ニジェールで起きたことを「クーデター」と呼ぶことは引き続き控え、「クーデター未遂のようにみえる」と述べた。
西アフリカ諸国経済共同体（ＥＣＯＷＡＳ）の議長を務めるナイジェリアのティヌブ大統領は、ニジェールで起きたクーデターを覆し、憲法秩序の回復に向けた取り組みを巡り、ＥＣＯＷＡＳは中部アフリカ諸国経済共同体（ＥＣＣＡＳ）の支持を受けていると表明。「いかなる軍事行動に対する人々の恐れを理解している。われわれは制裁を維持し、一言一句従うよう取り組んでいる」と述べた。
ＥＣＯＷＡＳ報道官はこれに先立ち、ニジェールの民主的秩序の回復が目的とした軍事介入の可能性に備えるため、１７─１８日にガーナの首都アクラで軍指導部による会合を開くと明らかにしている。
#ニジェール（クーデター・アリ・マハマネ・ラミン・ゼイン首相「全ての当事者と話し合う意思を表明してきた」）
#ニジェール（クーデター・米国防総省シン報道官「クーデター未遂のようにみえる」）
#ニジェール（クーデター・ECOWAS議長ティヌブNGA大統領「中部アフリカ諸国経済共同体(ECCAS)の支持を受けている」）
ロシア大統領、マリ軍事政権トップと電話会談 ニジェール情勢巡り協議 https://t.co/RAcB5QsDpy
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ロシアのプーチン大統領は１５日、アフリカ西部マリでクーデター後に発足した軍事政権トップのゴイタ暫定大統領と電話会談を行い、ニジェール情勢について協議した。
ロシア大統領府によると、電話会談はマリ側が要請。プーチン氏とゴイタ氏はサハラ砂漠南部のサヘル地域に焦点を当て、このほど軍事クーデターが発生したニジェールの状況を平和的な政治・外交手段のみによって解決することの重要性を強調した。
マリの軍事政権はロシアの民間軍事会社ワグネルを受け入れたほか、クーデター後のニジェールではロシアへの支持が急速に高まっていることから、今回の電話会談は西アフリカのサヘル地域でのロシアの影響力拡大を懸念する西側諸国にとって新たな懸念材料にある可能性がある。
#ニジェール（クーデター・露麻電話会談「平和的な政治・外交手段のみによって解決する」）
#ニジェール（クーデター・チアニ将軍・ECOWASとの外交交渉に前向き）
#ニジェール（クーデター・西側諸国がパニックになっている理由）
#ニジェール（クーデター・バズム大統領・反逆罪・起訴・可能性）
#ニジェール（クーデター・田中宇「アフリカの非米化とロシア」）
#ニジェール（クーデター・西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)・緊急首脳会議「待機部隊を派遣し、その後に平和的手段によって秩序を回復する」・軍隊を保有しているのはナイジェリアだけ）
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