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イギリスの中央銀行イングランド銀行は6会合連続となる政策金利の据え置きを発表しました。インフレ率が低下傾向にある中、利下げに踏み切る時期が今後の焦点となります。

イングランド銀行は9日、前日まで開いた会合の結果、政策金利を現在の5.25%のまま据え置くと発表しました。

金利の据え置きは6会合連続です。

会合では9人の委員のうちベイリー総裁を含む7人が据え置きを支持した一方、0.25%の利下げを主張したのは2人で前回より1人増えました。

イギリスのことし3月の消費者物価指数は前の年の同じ月と比べて3.2%の上昇と、2年半ぶりの低い水準となりましたが、物価目標の2%を上回っています。

これに関連して、ベイリー総裁は記者会見で「物価の上昇率は今後数か月で目標に近づくと予測している。これは心強いことだ」と述べ、利下げについては今後の経済指標を見ながら判断していく考えを示しました。

ヨーロッパではインフレが低下傾向だとしてスイスの中央銀行がことし3月、9年ぶりの利下げに踏み切り、スウェーデン中央銀行も今月8日に利下げを発表しています。

市場では主要な中央銀行の1つであるイングランド銀行の今後の政策判断に関心が集まっていて、次回6月の会合も含めいつ利下げに踏み切るのかが今後の焦点となります。

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