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バイデン米大統領の次男ハンター氏(54)が銃を購入した際に虚偽の申告をしたなどとして起訴された事件で、陪審員は11日、有罪の評決を下した。

デラウェア州ウィルミントンの連邦地裁で行われた公判で、陪審員は3時間に及ぶ評議の後、ハンター氏が問われていた3件でいずれも有罪と判断した。ハンター氏は現職大統領の子どもとして初めて刑事裁判で有罪評決を受けることとなった。バイデン氏が再選を目指す今年の大統領選挙に影響を与える可能性もある。
評決が読み上げられた後、ハンター氏は軽くうなずいたが、それ以外にはほとんど反応を示さなかった。その後、何もコメントせずに法廷を後にした。

評決を受け、父親のバイデン大統領は声明を発表。今回の結果を受け入れ、ハンター氏が控訴を検討する間、司法手続きを尊重するとした。

判事は判決の期日を設定しなかったが、通常は120日以内とした。その場合、遅くとも11月5日の米大統領選挙のおよそ1カ月前までには判決が下されることになる。

ロイターとイプソスが2月に実施した世論調査によると、ハンター氏の裁判が11月の大統領選でのバイデン氏への投票に影響しないと答えた登録有権者の割合は約61%だった。また、ハンター氏の裁判がバイデン氏の大統領としての職務と関係があるかどうかで有権者の意見が分かれていることも示された。

ハンター氏の弁護士は「可能な全ての法的課題解決策を精力的に追求する」と述べた。ハンター氏はこのほかにも、カリフォルニア州で税務不正の罪で起訴されている。

一方、ハンター氏は声明で、有罪評決への失望よりも、自身が受けた愛と支援に感謝していると表明した。

こうしたケースの量刑は通常15─21カ月とされる。ただ法律専門家によれば、同様の事件では多くの場合、刑期が短くなることが多く、収監される可能性も低い。

アメリカのバイデン大統領の次男、ハンター・バイデン氏が虚偽の申告をして銃を不法に購入した罪などに問われている裁判で、裁判所の陪審員は有罪の評決を下しました。

アメリカで現職の大統領の子どもが有罪評決を受けたのは初めてで、秋の大統領選挙でバイデン大統領が再選を目指す中、選挙戦に影響を与えるのか注目されます。

バイデン大統領の次男のハンター・バイデン氏は、2018年に違法な薬物を使用したにも関わらず、使用していないと虚偽の申告をして銃を不法に購入した罪などに問われています。

ハンター氏側は銃を購入した時期には薬物は使用していなかったなどとして無罪を主張していましたが、東部デラウェア州の連邦地方裁判所陪審員は11日、3つの罪状すべてについて有罪の評決を下しました。

量刑は後日言い渡されますが、裁判官は具体的な期日は明らかにしませんでした。

アメリカで現職の大統領の子どもが有罪評決を受けたのは初めてです。

評決を受けてバイデン大統領は声明を出し、ハンター氏が控訴することを検討しているとしたうえで「今後も司法の手続きを尊重する」とコメントしました。

ことし11月の大統領選挙でバイデン氏と対決することになるトランプ前大統領は先月、不倫の口止め料をめぐる裁判で自身が有罪評決を受けています。

トランプ氏が今回の有罪評決を受けてバイデン氏側への批判を強めることも予想されていて、選挙戦に影響を与えるのか注目されます。

#ハンター・バイデン(有罪評決)

#米大統領

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