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大雨をもたらす「線状降水帯」について、予測できなかったケースはおよそ5割だった一方、予測が的中したのは1割にとどまったことが気象庁のまとめで分かりました。

「線状降水帯」は、発達した積乱雲が帯状に連なって大雨をもたらす現象で、気象庁は、予測された場合に、半日程度前に情報を発表して警戒を呼びかけています。

気象庁によりますと、ことしは9月末までに「線状降水帯」の発表が、県や地域別に合わせて17回ありましたが、予測できなかったケースはおよそ5割にあたる9回でした。

こうした「見逃し」の割合について、気象庁は、当初の想定の範囲だったとしています。

一方、予測した81回のうち、的中したのは8回と、およそ1割にとどまり、当初見込んでいた4回に1回程度の的中率を大きく下回りました。

「線状降水帯」の予測をめぐっては、精度が高まったとして、ことし5月に11のブロックから県や地域などの、より細かい単位で発表するようになりましたが、対象を絞り込めずに、多くの県や地域を挙げて空振りしたケースもあり、運用の見直しが的中率を下げる要因の1つとなりました。

気象庁の森隆志長官は「検証を進めるとともに、予測精度の向上にも努めていく」と話しています。

#気象・災害