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発達した積乱雲が次々と連なり各地で大雨をもたらす線状降水帯は、海上で発生するケースも多い一方、海上に観測点がないため詳しいメカニズムが分かっていません。

このため、気象庁などはことしの夏から秋にかけ、東シナ海を中心とした海上で船などによる集中的な観測を行いました。

その結果、「海面水温」の温度差が大きい場所では、地表にできる前線のように複数方向からの風が集まりやすくなり、大雨をもたらす積乱雲が発生しやすくなる可能性があることが分かりました。

こうした積乱雲が次々に発生すると線状降水帯につながるため、気象庁は来年以降も海上の観測を続け、メカニズムの解明につなげたいとしています。

気象庁の安田珠幾参事官は、「集中的な観測で大きな知見を得た。予測の情報の改善のため、精度向上の取り組みを引き続き進めていきたい」と話していました。

#気象・災害