米10月新築住宅販売、前月比17.3%減の61万戸 約2年ぶり低水準 https://t.co/R1Ur0fI2g5 https://t.co/R1Ur0fI2g5
— ロイター (@ReutersJapan) November 26, 2024
米11月CB消費者信頼感111.7、予想上回る 労働市場を楽観 https://t.co/D8cuyy06a3 https://t.co/D8cuyy06a3
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We have posted the minutes from the #FOMC meeting held November 6-7, 2024: https://t.co/zhJosicsgA
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FOMC参加者、緩やかな利下げ適切と認識=議事要旨 https://t.co/REfkIfcVaV https://t.co/REfkIfcVaV
— ロイター (@ReutersJapan) November 27, 2024
米連邦準備理事会(FRB)が26日公表した11月6─7日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨によると、多数の参加者は時間をかけて利下げを行うことが適切との認識を示した。
また、今後どの程度の利下げが必要かについて意見が分かれたものの、金融政策の展開について具体的な指針を控える点で見解が一致した。
多数の参加者は、景気を冷やしも過熱もしない中立金利の水準を巡る不透明感を背景に「金融政策の抑制度合いの判断が難しくなっており、徐々に抑制度合いを低下させることが適切になっている」との認識を示した。参加者は「金融政策の決定はあらかじめ定められた道筋にあるのではなく、経済の推移と見通しへの影響次第」と指摘。「政策スタンスを調整するに当たって、委員会がこの点を明確にすることが重要」と強調した。
この会合で連邦準備理事会(FRB)は、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%ポイント引き下げ、4.50─4.75%とした。
会合は11月5日の米大統領選の直後に開かれたが、議事要旨は選挙結果の影響について言及していない。多数の参加者は、天候やストライキなどの要因で経済指標の変動が大きくなり、地政学的緊張も強い状況下で、政策決定が複雑になっていると指摘した。
それでもなお、一部の参加者は、インフレ率が高止まりする場合には「委員会は政策金利の引き下げを一時停止し、抑制的な水準を維持できる」と指摘。また、「労働市場が弱まったり、経済活動が停滞したりした場合」には、引き下げを加速することも可能だと述べた。会合前に予想を上回る堅調な経済指標が発表されており、パウエル議長はFOMC後の記者会見で「注目に値する」と表現。これを受けて、金融政策が経済をそれほど抑制していないのではないかとの懸念が強まった。
パンテオン・マクロエコノミクスの米国担当チーフエコノミスト、サミュエル・トゥームズ氏はリポートで、12月のFOMCで0.25%ポイントの追加利下げを行うと引き続き予想しているとし、来年はトランプ次期大統領の就任後に複雑化するとみられる政策動向に対応し、利下げペースを緩めると見込んだ。
トランプ氏は今週、就任初日にメキシコとカナダからの輸入品に25%の関税を課すと表明している。
トゥームズ氏は、FRBが慎重なペースで利下げを進め、労働市場とインフレのリスクをてんびんにかけながら1会合おきに利下げするのが基本シナリオとした。ただ、トランプ氏の経済政策構想の規模やタイミング、確実性を巡る「大きな不透明感」が金利予測に上下双方向でかなりのリスクをもたらしているとした。
FRBの議事録公表「時間をかけて利下げ進めていくことが適切」https://t.co/Zg4MvxiWcj #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) November 26, 2024
アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が2会合連続で利下げを決めた11月の会合の議事録が公表され、参加者たちは今後の金融政策の見通しについて「時間をかけて利下げを進めていくことが適切だ」との考えを示していたことがわかりました。
FRBは今月7日までの2日間、金融政策を決める会合を開き、政策金利を0.25%引き下げることを決めました。
インフレ率の低下傾向が続いていることを踏まえた判断で利下げの決定は、前回、9月に続き、2会合連続でした。
26日に公表されたこの会合の議事録では、参加者たちが今後の金融政策の見通しについてインフレ率が低下し続けるなど経済指標が予想通りだった場合、「時間をかけてより中立的な水準に徐々に移行していくことが適切だ」として、利下げを急がない考えを示していたことがわかりました。
また、一部の参加者がインフレ率が高止まりすれば、利下げを一時停止し金利を高い水準に据え置く可能性があると言及した一方、経済活動の停滞などが見られた場合、利下げを加速させる可能性があると発言する人もいました。
アメリカではこのところ個人消費など堅調な経済指標の発表が相次ぎ、今回の議事録ではFRBが経済データを見極めながら政策を決定していく姿勢が改めて示された形です。