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米下院は11日、2025会計年度(24年10月─25年9月)の国防予算の大枠を決める国防権限法(NDAA)案を賛成281、反対140で可決した。国防予算は総額8950億ドルで過去最高となる。

法案は審議のため上院に送られる。成立には上院での可決も必要。

今回の法案は兵士の生活の質向上にも重点を置いており、最下級の兵士の給与を14.5%、それ以外の兵士の給与を4.5%引き上げることを認める。通常よりも大幅な賃上げとなる。軍用の住宅、学校、託児所の建設も盛り込んでいる。

法案はまた、軍人のトランスジェンダーの子どもについて、不妊手術につながるリスクがある場合、軍の医療プログラムで、ジェンダー・アファーミング・ケア(自認するジェンダーを尊重する医療)をカバーすることを禁止する。

トランプ次期大統領や多くの共和党議員は今年の選挙戦でトランスジェンダーの権利を支持する民主党を批判してきた。

ただ法案には、トランスジェンダーの成人に対するジェンダー・アファーミング・ケアのカバーを禁止する取り組みや、人工妊娠中絶手術が禁止されている州に駐留する兵士が手術を受けるための交通費を支給する国防総省の方針を覆す案など、共和党が推進する一部の提案は盛り込まれなかった。

連邦捜査局FBI)のレイ長官が11日、2027年の任期満了を待たず来年早々に辞任する意向を明らかにした。

トランプ次期大統領は既に、レイ氏を解任して元国防総省高官のカシュ・パテル氏を次期FBI長官に指名すると発表している。

FBIは第1次トランプ政権時代、コミー前長官がトランプ氏とロシアの不適切な関係を巡る疑惑を調査。これに不快感を持ったトランプ氏が2017年、コミー氏の代わりに起用したレイ氏は、トランプ氏が南部フロリダ州の私邸に機密文書を持ち込んで保管していた事件の捜査を行ったため、トランプ氏や側近らはFBIが政治的存在になったと批判を強めていた。

レイ氏は「私の考えでは、FBIがさらに混乱するのを避け、われわれが任務を遂行する上で非常に大事な価値や原則を再び強固なものにするには、これ(辞任)が最善だ」と職員との懇談会で説明した。

トランプ氏は自身のSNSでレイ氏の辞意表明について「米国にとって偉大な日だ。司法組織を(政治的な)武器とすることに終止符が打たれるだろう」と投稿した。

アメリカのトランプ次期大統領が不満を示していた、FBI=連邦捜査局のレイ長官がトランプ氏が大統領に就任する来月に任期途中で辞任する意向を表明しました。

アメリカのFBIのレイ長官は11日、FBI本部で開かれた会合で、来月にバイデン大統領の任期が終わるのに合わせて、自身も辞任する意向を表明しました。

レイ長官の任期は、2027年までですが、任期途中で退くことになります。

会合でレイ長官は「FBIが騒動に巻き込まれるのを避けるにはこれが最善の方法だと思う。正しいことを正しい方法で行うことを絶対に変えてはならない」と述べました。

レイ長官は2017年に、当時、大統領1期目だったトランプ氏に起用されましたが、2022年8月、FBIがトランプ氏が退任後に機密文書を不正に自宅で保管していたとしてフロリダ州の自宅に捜索に入ったことなどから、トランプ氏が不満を示していました。

トランプ氏は、レイ長官の辞意表明を受けてSNSに「アメリカにとってすばらしい日だ。われわれはすべてのアメリカ人のために法の支配を回復する」と投稿しました。

トランプ氏は来月の次期政権の発足に向け、FBIの新たな長官に、自身の熱烈な支持者で、「FBI本部は閉鎖すべきだ」などと抜本的な見直しを訴えてきたことで知られるパテル氏を起用すると明らかにしています。

アメリカのCBSテレビは、トランプ次期大統領が来年1月に行われる大統領就任式に、中国の習近平国家主席を招待したと伝えました。
習主席が招待に応じたかどうかはわからないとしています。

アメリカのCBSテレビは11日、複数の関係者の話として、トランプ次期大統領が、来月20日に首都ワシントンで行われる大統領就任式に中国の習近平国家主席を招待したと報じました。

打診は、トランプ氏が大統領選挙に勝利した直後の11月上旬に行われたということですが、習主席が招待に応じたかどうかはわからないとしています。

またトランプ氏の政権移行チームは、ほかの国の首脳を招待する可能性についても検討しているということです。

トランプ氏は、次期政権で外交や安全保障政策を担当する要職に、対中強硬派を相次いで起用する一方、今月8日に放送されたNBCテレビのインタビューでは1期目に習主席と薬物対策について協議したことを振り返りながら「私は習主席と非常によい関係だった。私たちは今週も意思疎通を図った」と述べています。

政権移行の際の式典には各国の大使や外交官が出席するのが一般的で、CBSテレビによりますと国務省に残る1874年以降の記録では、外国の首脳が出席したことは1度もないということで、関心が集まっています。

官房長官“政府としてのコメント 差し控える”

官房長官は12日午前の記者会見で「報道は承知しているが、外交上のやり取りであり、また、他国が主催する式典であり、政府としてコメントすることは差し控える」と述べました。

トランプ次期米大統領は11日、元ニュースキャスターで、先月のアリゾナ州上院選で落選した共和党強硬派のカリ・レーク氏を、政府系放送局「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)」のディレクターに指名すると発表した。

トランプ氏は自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、「(レーク氏は)フェイクニュースメディアが広めるうそとは異なり、自由と権利という米国の価値が公正かつ正確に世界中に放送されるようにする」と述べた。

レーク氏はトランプ氏の強力な支持者で、2020年の選挙で不正があったという同氏の虚偽の主張に同調している。22年のアリゾナ州知事選でも敗北した。

トランプ氏は1期目に、新型コロナウイルスが最初に確認された中国・武漢の都市封鎖解除を記念する光のショーをVOAが放送したことを受け、中国のプロパガンダ(宣伝活動)を増幅させていると非難した。

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