“市街地の猟銃使用 市町村長判断で可能”環境省 改正案提出へhttps://t.co/bnpQO7ozxh #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) January 2, 2025
クマによる被害や市街地への出没が相次ぐなか、環境省は現在は禁止されている市街地での猟銃の使用について、クマが建物の中に入り込んだ場合などに市町村長の判断で可能とする法律の改正案を通常国会に提出する方針です。
現在の鳥獣保護管理法では、住宅が密集している市街地で猟銃を使用することを禁止していて、これまで市街地にクマが出没したケースでは警察官が同行し、人に危険が生じている場合にかぎり別の法律に基づいて発砲を命じるなどしていました。
しかし、市街地へのクマの出没が相次ぎ、去年7月、環境省が設置した専門家会議は、クマによる人身被害のおそれがある場合などには市街地でも警察官の指示なしで猟銃を使用できるよう法律を改正すべきだと提言し、環境省が具体的な法改正の検討を進めてきました。
検討されている案では、クマが建物の中に入り込んだ場合など、危害を防ぐことが緊急に必要で、迅速に捕獲できる手段がほかにない場合などに、市町村長の判断でハンターが発砲することを可能とするとしています。
また、猟銃の弾が建物に当たるなどの損害が出た場合は市町村長が補償するなど、ハンターに不利益が生じないようにする仕組みについても検討しているということです。
案ではクマのほかにイノシシも対象にすることにしていて、環境省はこうした内容を盛り込んだ法律の改正案を通常国会に提出する方針です。
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