【司法試験受験の初学者がつまづきやすい点とその対策】
— 高野泰衡@加藤ゼミナール・司法試験予備試験講師 (@YasuhiraTakano) January 13, 2025
1. 基本的な法律知識の理解不足
・つまづきやすい点
法律の議論は抽象的で、特殊な概念や専門用語が多いため、具体的なイメージを持つことが難しい
・対策…
【司法試験受験の初学者がつまづきやすい点とその対策】
1. 基本的な法律知識の理解不足
・つまづきやすい点
法律の議論は抽象的で、特殊な概念や専門用語が多いため、具体的なイメージを持つことが難しい
・対策
平易な言葉で書かれた入門書や、法律知識ゼロを前提とした受験指導校の入門講座を受講する
経験豊かな講師による入門講座をお勧めします(私の講義です)2. 答案の書き方
・つまづきやすい点
答案の構成や論述の方法がわからず、答案が書けるようにならない
・対策
司法試験の答案には一定の思考プロセスに従った型や作法があります
受験指導校の過去問の講座や答案の書き方講座で、答案を書くための作法をしっかり学ぶことが重要です
過去問講座の前に、短文事例・単一論点型の基礎問題で、答案の方の基本をしっかりマスターするのも効果的です3. 実践的な問題解決能力の不足
・つまづきやすい点
法律知識が増えても、実際の問題を解くことができない
・対策
司法試験や予備試験では、具体的な事例問題に法を解釈・適用して妥当な結論を導き、わかりやすく論述する能力が試されます
特に問題分析が適切でないと筋違いの答案となり、合格点がつきません
問題分析能力は条文知識や論点の理解を前提としたうえで訓練することが不可欠
これは答案の書き方と並行して学ぶ必要があります。4. 試験対策の計画不足
・つまづきやすい点
効率的な勉強計画が立てられないと、時間を無駄にし、試験範囲を網羅できず、途中で受験を諦めることがあります
また、無理な計画により学習が進まないことがあります。
・対策
試験までのスケジュールを逆算して学習計画を立てることが重要です
受験指導校のカリキュラムに従って学習を進めると効率的です
また、タイムブロッキング法などを用いて現実的な学習計画を立てましょう5. 効率的な勉強法の習得
・つまづきやすい点
自分に合った効率的な勉強法を見つけられず、時間を無駄にすることがあります
・対策
自分の得手不得手を把握し、合格者の体験談から様々な勉強法を知り、自分に最適な方法を見つけることが重要です6. スタートダッシュしすぎる
・つまづきやすい点
学習初期の段階で気合が入りすぎ、息切れしてしまうことがあります
場合によっては体調を崩すこともあります
・対策
学習の初速は重要ですが、無理をしすぎないことも重要です
ライフスタイルや体力を考慮した現実的な学習計画を立てることが大切ですまとめ
司法試験は広範な知識と高い理解力が求められる試験です
計画的に学習を進め、自分の弱点を把握し、効果的に対策を講じることが重要です
適度にリラックスし、精神的なプレッシャーに対処する方法も取り入れながら、一歩一歩着実に進んでいきましょう
#勉強法